【学校嫌いの勉強好き】
学校嫌いの勉強好き。
きっと不思議な生徒だったでしょう。
どうしてわたしが勉強は好きだったかという話。
わたしにはとても勉強の出来る兄がいます。
「できない!!!」と泣くわたしに時々勉強を教えてくれたのです。
勉強以外は本当に不器用でとても優しい兄でしたので、この素晴らしい才能が周囲に認められることは少なく本人もやるせない気持ちのようでした。
兄とわたしはいじめられていました。
記憶力の良い兄です。きっとわたしよりも覚えている出来事は多いでしょう。
かく言うわたしも蓋をして見えないようにしていました。
その蓋を開けたときになんとなくこれかも…と気づいたことがありました。
と言うのも最近「多彩だね」「勉強好きなの?」
と言われることが多いので理由を知りたくなったのです。
奥底まで探しにいくと蓋をして南京錠までかけたあの学校時代にルーツがありました。
勉強中は嫌なことを忘れます。
集中すればするほど周囲の雑音は消え他人に侵されない自分だけの時間になります。
あの静寂に満ちた平和な時間が好きで、知らないことを学ぶと世界は想像以上に広く自分は小さく今いる世界だけが全てではないと心励まされた経験からでした。大人になって兄に聞いたところ兄も同じような感覚を持っていたようです。
けして器用ではないわたしが色々なことにチャレンジして、失敗しても進める理由は自分だけの静寂に満ちた平和な時間が「何かを学んでいる時間」だったから。勉強は将来の自分の浮き輪になり、伝えたり学び続けることで大海を旅する仲間にもなり得るのです。
学校が嫌いでもいいと思います。
だって感情は自分だけの物ですから。
無理矢理好きになれだなんておかしな話です。
でも勉強だけは本当にやった方がいい!と心から言えます。
学ぶ習慣さえあれば、しんどい時や辛い時に自分の逃げ道や別の可能性を自分で掴めるからです。誰かに助けてもらっても逃げた先でもきっと自分で掴んだ未来。掴んだ未来を広くするかは自分自身。
学校嫌いの勉強好きだった英会話の先生は結構楽しい未来を生きていますよ。
てんしゅ
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