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フリーランスのみなさん、インボイス制度どうしますか?
先日、フリーランス仲間のお誘いで、2023年10月からはじまる「インボイス制度」について税理士さんが説明してくれるセミナーに参加してきました。
インボイス制度(適格請求書等保存方式)は、私のような売上1000万円以下のフリーランス(消費税の免税事業者)の間で、いま一番ホットな話題。
国税庁のサイトはこちら。
動画サイトもたくさんあります(私が参考にしているのは山田真哉さん、ヒロ税理士さんなど)。
noteでも、税理士の方々が説明されてますね。
その日のセミナー会場は、20~30名ほどが入れる会議室。
私のような出版関係の編集、ライターをされてる方のほか、イラストレーターさん、デザイナーさんなど、コンテンツビジネス系のフリーランスさんがほとんどのようでした。
みなさん、危機感をもって情報収集されている方が多かったようで、資料を見ながらさくっと概要を説明後は、具体的な質疑応答に。
疑問なこと、不安なこと、「うんうん、そうよね」なことばかりで、参考になりました。
今回のセミナーに参加して、とりあえず現時点(2022年9月現在)での私の姿勢はというと、
◆インボイス制度の登録申請は様子見(今まで通り、免税事業者のまま)
◆消費税控除の猶予期間中?に登録のタイミングを検討
◆(インボイス制度登録に必要な)課税事業者になる場合は簡易課税制度を選択。
という感じ。
今後、また消費税控除の猶予期間中に、クライアントの版元さんの出方や何やらもはっきりしてくると思うので、まずはその辺をよく見ていこうと思ってます。
講師の税理士の方の話で面白かったのは、
「私たち税理士はインボイス制度反対なんです。税理士会としても、その旨を表明して国に陳情しているんですけど、まぁ、動きませんね。
インボイス制度と同じように電子帳簿保存法の改正についても、陳情していたんですが、私たちがいくら声を上げても動かなかったのが、経団連の一声でこちらは2年の猶予期間がつきました」
だそうです。
「いやぁ、影響力が違いますよ(苦笑)」とおっしゃってました。
インボイス制度も経団連から一声があれば、、、と思いますが、こちらは難しいかしら(売上1000万円以下の免税事業者の税金の話は大企業さんには関係ないですもんね)。
予想では、
「消費税控除の猶予期間のどこかで、簡易課税を選択してインボイス登録」
という流れに私自身はなるかしら、と思ってます。
この動画で、その辺りをわかりやすく解説されてます。
税務作業としては、課税事業者になったとしても簡易課税制度を選択すると思うので、確定申告(青色申告)は、これまで通り「簡単仕訳帳」のお世話になれるので変わりません(消費税の申告作業はプラスで増えますが)。
簡易課税制度とインボイス制度については、こちらでも解説されてます。
今後も、税務関係の情報は、山田さんとヒロ税理士の動画をチェックしていくつもり(おすすめですよ♪)。
ーー【フリーランスのための節税本】ーー
※インボイス制度で課税事業者になっても「簡易課税制度」で使えます!
「お金をかけず、なるべくカンタンに青色申告したい!」に応える本は、こちら。
*イラストは、『サステナ片付けできるかな?』のコジママユコさん。
「青色申告6年目なのに迷走中…」な自らを救うため、超シンプルに申告できちゃう方法を教わってきました。
既存の(超簡単なはずの)ソフトで挫折した私が救われた画期的な青色申告用Excel仕訳帳シート「簡単仕訳帳」の開発者・藤原さんとの共著です。
おこづかい帳感覚で複式簿記が分かる!
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かけ出しのフリーランスさん、青色申告はむずかしそうで二の足踏んでいる白色フリーランスさん、青色申告ソフト(有料)からの移行を考えている倹約フリーランスさん、そして私のように複式簿記がチンプンカンプン…な人のお役に立てるはず。ぜひ、お試しください。
※本書の対象読者は、フリーランスデビューしたての人や、私のようなぼちぼちフリーランスさんです。
インボイス制度後も、売上5000万円までOKの簡易課税制度を選択すれば利用は可能です。