「どうありたいか」を知る、実行する
2022/09/16 ㈮ 晴れ@ギンレイホール
掲載は観賞順。
カモン カモン
子どもたちの自己開示&表現力がすばらしすぎる度 ★★★★★
主人公ジョニーは、アメリカNYを拠点に活動するラジオジャーナリスト。
彼が作品中で子どもたちへインタビューを行うのだけれど、これは実際に行われたものだそう。
この設定と仕掛けがすばらしい。
子どもたちの語りのなんとすばらしいこと!
自分自身を知ること
それを言葉にすること
そういう力と勇気に、アラフィフ母さんは心臓の内側で、ドババン!と熱い爆発が起こったような衝撃とか躍動を感じました。
自己開示力と表現力をつけたい。
これは、私がnoteをはじめた理由の一つでもあります。
編集者、書籍のライターとしての仕事は大好きで生涯関わっていきたい。
けれど、誰か(著者)の知識や思いを代わりに表現することを生業にしていると、公けの場で「自分」を表に出して語ることにためらいが出てくる(ような気がする)。
すべての編集者やブックライターの人がそうではないと思うけれど(自然にできている方もたくさんいます)、私の場合は、ためらいの傾向を感じるのです(自意識過剰ってやつかしら)。子どもの頃は、作文なんかで伸び伸びと書いていた気がするのですが。
「私」が感じていること、思ったこと、考えたこと。
それを「(友人や家族ではない)見知らぬ誰か」とキャッチボールできる形にするには、どうしたらいい?
そんな自己開示力と表現力のリハビリとトレーニングの場がnoteだったりします。
自分を知ってそれを言葉にするって面白いよね。
外の世界とつながる一歩だね。
そういうことを思い出させてくれる作品です。
ふたつの部屋、ふたりの暮らし
敢えて困難な道を行くスリラー感がすごい度 ★★★★★
いろいろな見方のある映画で、私の感想は(枝葉の部分にひっかかってしまっていて)メインストリームじゃないと思いますので、念のため。
これはフィクションによくある手法だと思うのですが、敢えて困難な道を行く展開が、、、私は、実を言うと、ちょっと苦手。
北欧(アイスランド)の歌姫、ビョーク主演の『ダンサー・イン・ザ・ダーク』なども、当時はまだ若く子どもも小さかったこともあり、
「ちょっとちょっと、母としてうかつすぎるのでは、、、!?」
とハラハラと怒りで冷静に見ていられなかった。
ああ、また悪いほうに行くの?
ねぇ、もっといいやり方あるんじゃない?
こう思うのは、外から見ているからで、渦中ではそれどころではないグルグル渦巻く心情の波と戦っているがゆえに突飛な行動に出ることも、、、
現実でも十分起こりうることなんでしょうけどね。
、、、なんて、思えるようにもなってきたのは、年を重ね経験も(少しは)重ねたせいでしょうか。
『ダンサー・イン・ザ・ダーク』も今観たら違う感想があるかも。
そういう私的な感想はそれとして、オフィシャルサイトで著名人のコメントにもあるように、普遍的かつ現代的な課題(性的マイノリティの事実婚を含む結婚問題、老後、介護、終活など)たっぷりの映画で、俳優さんたちも魅力的でした。
主人公のニナのブレないありようは、「自分を知る」とかいう前に行動しちゃうタイプで、こういう「突破力」も(ハラハラするけど)やっぱスゴイよね、と思います。
・・アラフィフ母さんの最近のお仕事・・
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イラストは、にぎりこぷしさん。
著者は、多くの企業や講座で英語のセミナーや、エグゼクティブ向けの個人コンサルなどを担当している、手塚朱羽子先生。
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