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確定申告シーズンによくある「簡単仕訳帳」問合せQ&A【2023年3月現在】

*2024年分更新しています。

最新版はこちら↑をご利用ください。

下記は、2023年3月時点でのnoteの記事です。


今年も確定申告のシーズン到来。
青春出版社の編集部にも『超シンプルな青色申告、教えてもらいました!の読者からお問合せが増えてきました。
noteのアクセスも増えてきたので、お問合せQ&Aを載せておきます。

利用するにあたり、大事なことを書いておきますと、、、
本書は「簡単仕訳帳」を使って記帳し決算書を作成、確定申告する方法とそれに必要な最小限の税務知識を収録したものです。
問い合わせは、原則として、
「簡単仕訳帳」の操作本書の疑問点(誤植ではないか等)についてのみ、お答えしています。
仕訳・申告のやり方税務一般についてはお答えできないことになっているので、税務署や税理士さんなど税務の専門家にご相談(または専門家の書籍やサイトをご利用)するなどで、ご対応ください。
※法律で、税理士資格のない人は税務指導・相談を無料でもしてはいけないことになっております。

以上をご理解いただきまして、ご活用ください!⇩


Q.「〇〇の仕訳はどうしたらいいのか」

→P.43の簡単仕訳帳の「科目コード早見表」をご参照ください。

ちなみに、科目コード「522-525」の4つは自由に変更できます(P.80-81)。必要な人は、ご自身にあった科目を作ることができます。


Q.家やマンションの賃貸、
「敷金・保証金」の入力はどうする?


→借りている人(店子さん)は貸方科目に「127 敷金・保証金」で入力。  

→貸している人(大家さん)は借方科目に「206 預り金」で入力。

ちなみに、従業員や青色専従者がいる人は、給料の源泉税を天引きしたものも「206 預り金」です。

Q.「簡易減価償却・固定資産台帳」で計算したけれど、仕訳帳に反映されないが…


→計算して出た金額は、必ず「仕訳帳」シートへ転記入力してください。

「簡易減価償却・固定資産台帳」から仕訳帳へ自動転記入力はされませんのでご注意を。

減価償却費の仕訳は、12/31で計上します(P.103参照)。


Q.仕訳帳(収入内訳一覧表・交通費精算書)の行数を増やしたい(減らしたい)


→仕訳帳のシートの保護の解除(P.82)をしてから、行の調整(P.84)をしてください
。※調整が終わったら「シートの保護」を忘れずに!

その際、本にも書いたように、くれぐれも最終行には触らないように気をつけて下さい。
ここで、最終行をいじってしまうと……下(↓)のような問題が起こります。

Q.「#REF!」という表示が出てしまった…

→「#REF!」は、「数式で参照しているセル範囲の列を削除してしまった」などといったミスで表示されることが多いです。
シートを修正する過程で、「仕訳帳」の必要な部分を削除したこと原因と考えられます。

元に戻せば正しく表示されます。


Q.「############」と表示されてしまう


→入力した金額の桁が大きくてセルに入りきらないと出てしまう表示です。
シートの保護を解除して、セルの幅を広げると解消します。


Q.決算書の合計欄に「貸借不一致です!」と出てしまうけれど…


→科目コードの入力モレはありませんか?

科目が入っていなくて、金額だけ入力されている場合などにこの表示が出ます。

このミスは、私もたまにやります、、、(^^;
慌てず確認してくださいね!


Q.国税庁「確定申告書等作成コーナー」の決算書の貸借対照表の入力で、左右が合わず進めない…


→P.132を参照してください(元入金で調整するパターン)。

または、初めて青色申告する人で引き継ぐ資産がある人は、P.56-57の最初の入力の「元入金で調整」の作業をしているか、ご確認ください。この作業を忘れるとよく起こるエラーです。
P.150-151にも事例があります。


Q.「複式簿記ではないのでは?」と言われたが…


→空欄に見えるところには「事業主勘定」が省略されている(見えない)だけ。複式簿記ですのでご安心ください。


Q.現金、預金の入力がなくても、本当に大丈夫?


→本書内で再三説明しており、また、おわりに(P.156)にも書いてありますが、「簡単仕訳帳」の仕組みは、事業用のサイフを分けない(分けられない)小規模フリーランスさん、駆け出しフリーランスさんが、お金をかけずに自分の力でシンプルに青色申告するための記帳法です。

支払いの財源(現金、預金)を省略していますから、領収書などの綴りはもちろん、預金通帳やクレジット引き落とし明細との照合結果をきちんと保管して補強してください。

ちなみに、事業が大きくなったら事業用の財布(現金・預金口座)をわけたほうが、より「モレなく整然と」記帳することができ、後からチェックするときもカンタンです。
会社を設立するときは、「101 現金」や「103普通預金」の科目も使って複式簿記で入力することが必須です。
これらの事業のサイフを分けた場合でも、「簡単仕訳帳」を利用することは可能です(P.134)。

Q.国税庁の「確定申告書等作成コーナー」の決算書の貸借対照表の入力で、左右が合わず進めない…

 
→P.132を参照してください(元入金で調整するパターン)。
または、初めて青色申告をはじめる人で引き継ぐ資産がある人は、P.56-57の最初の入力の「元入金で調整」の作業をしているかご確認ください。この作業を忘れるとよく起こるエラーです。
P.150-151にも事例があります。

Q.商品が売れて、売上が振り込まれるのは翌月末。記帳は売り上げの日でよい? 実際に振り込まれたときは何もしなくてOK?

 
→基本は……
仕事が完了した(商品が売れた)ときに記帳(入力)でOK。売上時に記帳(入力)したら、後日振込があったときは何も記帳(入力)しなくてOK。

→振込が年をまたぐ(翌年になる)場合は……
P.93を参照してください(売掛金として入力するパターン)。


Q. 2022年で完了した仕事を売掛金で計上。翌2023年に振込があったときの記帳の仕方は?

→ P.109(P.54にも同様の説明あり)をご参照ください。
決算整理が終わったら(確定申告が終わったら)、本年の準備をしましょう。
前年の「繰越」作業、また売掛金(未払金)がある場合は「振り戻し」作業(短期間で確実に精算される場合の処理)をします。
期首にあらかじめこの「振り戻し」をするので、実際に売掛金が入金された(未払金が引き落とされた)ときは何もしなくてOKです。

Q.Macでも「簡単仕訳帳」は使えますか?   また、どのアプリで開いたらよいでしょうか?


→Macでも使えます。エクセル(Excel、Microsoft Excel)のほか、Googleスプレッドシート(Google Sheets)でも利用できます。


、、、と、Q&Aは、ひとまずこんな感じです。
随時更新していこうと思いますので、気になることがあれば覗きにきてくださいね。


令和4年分の確定申告書等作成コーナーでの申告レポはこちら。⇩

スマホでの令和4年分の確定申告書等作成コーナーでの申告レポはこちら。⇩

また、私がお世話になっている税理士さんの動画・書籍などはこちら。⇩

それから、国税庁には税に関する質問に答えてくれるAIの「ふたば」がいますので、こちらもご活用を。⇩

官庁の下部AIなので、回答がお役所言葉のままでこなれてませんが、必要な情報は提供してくれます。


今後も、私自身がやってみた体験記、参考になりそうな専門家のサイトなどは紹介していこうと思います!


ーー【フリーランスのための節税本】ーー
   ☆☆☆ 重版しました!☆☆☆

※インボイス制度施行後に課税事業者になっても、
「簡易課税制度を選択」で使えますヨ!

「お金をかけず、なるべくカンタンに青色申告したい!」に応える本は、こちら。

*イラストは、『サステナ片付けできるかな?』コジママユコさん。

「青色申告6年目なのに迷走中…」な自らを救うため、超シンプルに申告できちゃう方法を教わってきました。

既存の(超簡単なはずの)ソフトで挫折した私が救われた画期的な青色申告用Excel仕訳帳シート「簡単仕訳帳」の開発者・藤原さんとの共著です。

おこづかい帳感覚で複式簿記が分かる!
ずっと使える「簡単仕訳帳」(Excelシート)、もちろん更新料なし!

かけ出しのフリーランスさん、青色申告はむずかしそうで二の足踏んでいる白色フリーランスさん、青色申告ソフト(有料)からの移行を考えている倹約フリーランスさん、そして私のように複式簿記がチンプンカンプン…な人のお役に立てるはず。ぜひ、お試しください。

※本書の対象読者は、フリーランスデビューしたての人や、売上1000万円までの私のようなぼちぼちフリーランスですが、インボイス制度施行後も売上5000万円までOKの簡易課税制度なら利用できます。

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