【夫婦ふたり暮らし】夫に捧げるチーズケーキ
先日、夫が誕生日を迎えた。
私たち夫婦はお互いの誕生日にプレゼントを贈るという風習はない。が、夫は私の誕生日にケーキを買ってきてくれるし、私は夫の誕生日に夫の好物を作る。それが私たち夫婦の誕生日を祝うスタイルになっている。
今年のというか、ほぼ毎年、夫の誕生日には「チーズケーキ」を焼いている。誕生日だけではない。バレンタインにも「ちょっとアレンジをしたチーズケーキ」を焼いている。そう、夫には私の作る「チーズケーキ」がとても評判がいいのだ。
ただ、この「チーズケーキ」、工程こそ材料を測って混ぜるだけという単純なものだが、口溶けなめらかなチーズケーキにするには「丁寧な作業」が要求される。丁寧な作業とはざっくりいうと、「材料が分離しないように少しずつ丁寧に混ぜる」や「なめらかな生地にするためにザルで濾しながら型に入れる」などだ。
(以前にもチーズケーキを作った記事を書いているのでよかったらどぞ。)
丁寧さが要求されるチーズケーキを作るのは私の中でちょっとしたイベント。できれば、体調がよく気力のあるときに作りたい。
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今年、夫は誕生日当日、仕事が休みであった。二人で出かける予定を入れていたので、誕生日の前にチーズケーキを焼くことにした。ところが、夫の誕生日が迫っているというのに私の体調が思わしくない。気力もない。結局、チーズケーキを焼くと決めていた日には作れずその翌日に持ち越した。
「今日はチーズケーキ、作れそうだ。」そんな感覚があったので作り始めたが、やはり本調子ではなく、だんだん腰が痛くなりしんどくなってきた。やっとの思いで生地をオーブンに送り込んだ後には思わず座り込んでしまった。
チーズケーキは無事に焼き上がり、私はほっとした。夫に「チーズケーキ焼いたよ。」とLINEをしたら、「たくさん食べるよ。」との返信が。私はその一言がすごく嬉しく、「チーズケーキ、作ってよかったなぁ。」としんどかった思いも報われたのだ。
夫は「チーズケーキ」を喜んで食べてくれた。
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