普段着きもの①
着物が分からない人にも、分かってもらえるよう書くね。
何でもない日曜の朝に、犬と近所のお寺をお散歩しようかーと、
すごく普段着の着付けをしてぶらぶら歩いた。
パン屋さんで買い物もした。
●帯板(おびいた)も入れず、
●男性用の細帯(ほそおび)で、
●髪も結わず。
電車に乗って銀座に行くなら、「なんたるお着付け!」と思われるかも知れないから躊躇する。でも近所だから自分が楽なように自由に来た。
日常着としては、こういう着方が現代の生活に合っていると思うんだ。
昔は労働者階級の女性はこういう細い帯だった。
現代の太い帯は、お出かけ用の正装の幅だから、そら日常の生活に動きやすい事はないワケよ。
帯の下に硬い板(帯板)を入れるのも、私は嫌いで。
昭和初期に「婦人雑誌」というものが出来て、
カタログ写真の見栄えのために帯板が普及して、シワひとつ無いまま動くのが着物だと、窮屈な認識が普及してしまった。
着物は黄八丈(きはちじょう)と言って、東京都八丈島の植物で染められた、黄色が特徴の絹織物だよ。シャカシャカ軽いスポーツウェアみたいな着心地で、家事に普段着に、最高なんだ。
H&Mやユニクロで大量に捨てられる格安ファッションが環境に悪いなら、「では、どうしたらいいか」の代替案を出さなくてはいけない。
若い世代こそが、「キモノを楽に着れば、環境に良くて持続可能で、男の子にもモテます!」て、どんどん証明して行けば良いと思う。
自由に着物を楽しむのが、普通の日本になりますように。
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