KeikiYokokawaMM20170719

これは、7月19日に書いたメルマガを転載したものです。


本日は晴天なり。
というより暑い。

暑いのが不得意ではない僕でも今日から半ズボン。
ウツケンさんのところに行く用事があったので、我慢して長ズボン、と思ったのですが、さすがに挫けた感じです。
どうしてウツケンさんのところに行くことになったのかというと、例の大袈裟太郎の口座凍結の件で相談に行って、今回の口座凍結の件を少しでも可視化できれば、というプロジェクトでした。詳細は、大袈裟太郎のブログとチェブ夫さんのブログでご確認ください。

で、昨日の民進党蓮舫代表の記者会見。
賛否両論が渦巻き、何が差別で何が手続きなのか?はたまた国籍って何?みたいな話がネット上に渦巻いた訳ですが、たまたま議員会館であれを見ていて、すぐに福島みずほさんの意見を聞けたり、その後会う約束のあったノイホイ氏の意見を聞けたりして、自分的には相当整理がついたので、一旦ここに記録しておこうと思います。

元々は、僕は今回の件で戸籍を開示する必要はまったくないと考えてました。
ただ、去年代表選の最中この問題が取りざたされるようになった時に、「記者会見だけはすればいいのに」と思っていたくちで、もしかしたらtweetもしてるかもしれません。ただ、そこを通り過ごしてしまう民進党執行部というのもいつもの風景で「ダメだなぁ」って思うくらいでした。

そして、今回のこのタイミングでの記者会見。
蓮舫含め民進党執行部の考えとしては、党内の突き上げが大きいという感覚だったのでしょう。しかも、党内でもリベラルよりと言われてる人たちからの発信は、ある意味彼らの背中を打つには十分なタイミングと強さだったように見えます。

この件に関しては、松木けんこうが裏の真犯人として疑われてますが、彼ら民進党の議員を焚きつけたのは、誰かとは言いませんがある自民党の重鎮であるというまことしやかな情報が流れてることも香ばしい限りです。

じゃあ、昨日の会見はどうだったのか?
僕としては、今の政局内であの記者会見で示した蓮舫代表の態度は、とてもジャストだったと判断しました。もちろん、他の方法も取れたかもしれません。でも、元々、去年の時点での記者会見すら選べなかった彼らが実現したものとしてはギリギリ以上のものだったと思ってます。

で、その事を率直にノイホイ氏に話してみると、彼から返ってきた言葉は、
「まあ、そうだけど、まずはあの会見で戸籍の一部を見せる事自体が差別に加担してる事を知っておいてもらわないとね。」
というもので、そこは納得せざるを得ない基本的に考え方です。

「差別ガーーー」というものではなくて、「手続き上の不備じゃないの?」という人もいらっしゃいますが、手続き上の事が問題ない事は様々な方々が様々証明されてるので、その辺りは色々と情報を探してもらえると助かります。

何かの問題を『「差別」に繋げると何も言えなくなるし、何もできなくなるじゃないか?』という感覚も解らないでは無いですが、手続き上のミスかどうかと同時に「差別」が厳然と存在するならば、そのために傷つく人たちがいて、その「差別」による傷口は簡単に塞げるものではない事を僕らは知ることから始めないと、今後も永遠にそれは継続するのです。

「差別はなくなるものではない」というのも一つの事実でしょう。
でも、「差別をなくす事」をあきらめてしまったら、憲法とか、人権とか、そんな事を口に出す意味も無くなるのです。

誰かの人権が侵されてると認識される時、そしてその人権を守るために、また他の誰かの人権が侵される怖れのある時、これらを放り投げるのも、そして接しないのも一つの方法なのかもしれませんが、最低限、そこで起きた事を受け止める準備をしなければ、やっぱり差別は永遠に継続するのですよね。

これ、綺麗事ではないです。
政治的なポジショントークでも無いです。
0にできなくても極力というより、是が非でも人権が守られる社会にしないとダメだと僕は思ってます。
なぜなら、「被爆」の問題は、「人権侵害」が最初に起きる被害だからです。

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