
選言の真偽とはいったい何なのか:(¬A∨B)≡(A→B)に根拠はあるのか
AならばB(A→B)の論理学的真理値設定が現実世界により根拠づけられるのは、あくまで前件が真の場合のみである|カピ哲!|note
の記事で重大な間違いをしていました。すみません・・・
「2等辺三角形ならば2つの低角が等しい」という命題に関して、以下の真理値表を作成し、

の三行目がおかしい、と指摘していましたが、それは∧における解釈でした。そして具体例もおかしいです。
・・・そこで訂正がてら、選言の真理値について深く考え直した上でレポートを作成してみました。
選言の真偽とはいったい何なのか:(¬A∨B)≡(A→B)に根拠はあるのか
http://miya.aki.gs/miya/miya_report38.pdf
本ページからダウンロードできない場合は、こちらのページ(経験論研究所:レポート一覧 )からご覧いただければと思います。
選言(A∨B)の真理値とは何か、論理学的真理値設定に根拠はあるのか、ということについて考察しています。選言の真理値はそれぞれにおける特定の前提があってはじめて現われるもので、しかもその前提により様々な値をとります。論理学では機械的に特定の真理値をあてがいますが、実際にそんなことが常に通用するわけではない、つまり私たちの日常的現実認識から自動的に選言における論理学的真理値設定が導かれるということはない、というのが結論です。