【ジャンケット(カジノエージェント)】の仕事内容やカジノ業界とは?
ジャンケット(カジノエージェント)の仕事内容とは?
国籍をとわず富裕層をカジノのVIPルームに招待して、心地よくカジノゲームを楽しんでもらうようにもてなす仕事です。
仕事としては、それだけにとどまらずホテルの手配、食事、交通機関の手配など顧客の滞在中の個人的な要望などをできるかぎり可能にしてあげることもカジノエージェントとしての腕の見せ所です。
カジノ場は、一見すべてがカジノ側の直営で運営しているように見えますが、一部テナントとして貸している場所があります。
それが一部のVIPルームであり、カジノ運営側とジャンケットが契約を結んでジャンケット側に貸しているのです。
そして、ジャンケット側が顧客相手にカジノ行為を行います。
ジャンケットになる場合、カジノ運営側に対して20~30億の金額を保証金(デポジット)として預けた業者だけが運営できます。
そして、そのジャンケットに所属して実際に仕事をしている人を「カジノエージェント」と呼びます。プレイをする顧客になる側も事前審査があったり、最低でも100万以上の保証金を預けなればVIPルームのメンバーになることはできません。
ではどうやって、ジャンケット(カジノエージェント)の報酬が決まるかです。
まず、ローリングチップを説明します。
VIPルームでは一般客がプレイしているチップではなく、お金をローリングチップというものに交換します。そして、そのローリングチップを使って、カジノをします。そのローリングチップでしか賭けることができません。
勝ったとしても払いだされるのは普通のチップ(キャッシュチップ)です。なので、勝っていようが負けていようが、いずれローリングチップがなくなる仕組みです。これによってカジノ側はVIPメンバーが「いくら総額賭けたのか?」がわかる仕組みになっているのです。
ローリングポイント(ローリングバックシステム)
顧客がローリングチップに変えた金額の0.7~1.8%が常にはいります。
例えば、1%の場合なら顧客が1000万円賭けたら10万、1億賭けたら100万が一晩で手に入ります。私たちの想像絶する超富裕層は多いです。1度の滞在で1億円近く遊んでいく人が大半です。
ルージングポイント(ルージングバックシステム)
顧客がカジノゲームで負けた金額(ルージングマネー)の20~65%が入る
シェア
顧客がカジノで勝っても負けても、最終的な金額をカジノ側とエージェント側でシェアすることをいいます。
例えば、シェアの内訳がカジノ側が6、エージェント側が4だった場合
もし、客が1000万負けたら、カジノ側が600万、エージェント側が400万です。そして、客が勝った場合はその逆でカジノ側とエージェント側が損するという仕組みです。
金貸し
顧客が滞在中にカジノで資金がなくなった場合などに10~15%などの高金利でお金を貸します。もちろん、顧客になるような人は、ジャンケット側も事前に信用調査しているので資金の回収もそこまで難しくはありません。
このような以上のジャンケットシステムがある国はマカオ・フィリピン・韓国で主に採用されています。
各国の法律により異なるためどこの国でも「ジャンケット」が存在するわけではありません。
ジャンケット行為を行う場合は、免許等の規制のもとに管理しています。
アメリカやシンガポールでは、全フロアがホテル側の運営が多い傾向があるといわれています。
各国のジャンケット管理組織
プロモーター(マカオ)
インターナショナル・マーケット・エージェント(シンガポール)
インディペンデント・エージェント(アメリカネバダ州)
専門募集人(韓国)
マカオがラスベガスを抜いた要因のひとつ
この仕事は、中国のマカオに非常に適していたといわれています。
理由としては、中国では国外に自由にお金を自由に持ち出せない制限があり、それをかいくぐってカジノを経由して資金を国外へ移動させる必要から発達しました。
そこには世界各国のアンダーグラウンドマネーもカジノを利用した資金洗浄(マネーロンダリング)を目的とし各国から集まってきたといわれています。もちろん、日本からもです。暴力団(ヤクザ)や半グレなどのオモテに出せない(違法)なお金を使うのです。
カジノの市場規模はマカオだけでも、年間2兆円~5兆円といわれており、その50%以上の売り上げ富裕層向けのVIPルームといわれています。
ただ、2013年に、北京政府が「蠅も虎も叩く」とする反腐敗政策を推し進めて、ジャンケット業者への規制も厳格化して、中国本土からのアングラマネーの移動が難しくなった。そこで、どこに流れつつあるかというと、フィリピンのマニラやサイパンです。
主なカジノ企業名
太陽城集団(サンシティーグループ)
海王集団(ネプチューングループ)
MGMリゾーツ・インターナショナル
ラスベガス・サンズ
ハラーズ・エンターテインメント
ユニバーサルエンターテインメント(日本)
日本のカジノ(IR)の動向
日本のカジノが今後どのようになっていくかは確定していませんが、2019年現在の日本でのIR実施法の原案では、このジャンケット制度を認めないという方針の状況です。
おまけに100万以上のチップは国税に申告しなければならないという予定です。ということは、当面の間は海外の怪しげなアングラマネーは日本にはこないでしょう。もしかしたら、日本のカジノは健全な場所になり得る可能性もあります。
建前上は『海外からの観光客誘致』としています。ただ、外国のカジノ企業からしたら世界有数の資産家がいる日本人のカネが欲しいのではないでしょうか。カジノ法案自体も7年後に見直すとされており、都度変化していくのでそこに目を光らしておかなければならないでしょう。
カジノが日本にできる場所は大阪がウラでは内定の状況でそれ以外は、まだ未定の状況です。大阪万博には間に合わないだろうというのが今のところの感触です。
カジノエージェントに向いている人・適性は?
人たらしでありたい
カジノに来た時だけでないときの付き合いもとても大切で定期的に連絡をとり、情報を提供したり、お祝いしたり、顧客のココロを鷲づかみする人間力も求められます。
そして、時にはお客としてくるヤクザや裏社会(反社会的勢力)の人間のような怪しい連中とも関わる可能性はなきにしもあらずです。
語学力
やはり、各国の富裕層とコミュニケーションをとるには、英語、中国語(北京語)、広東語(香港)などが必要になるでしょうし、各国の文化への理解も必要でしょう。
反社会的勢力の人と関わる可能性が高い
① お客になる人の一部に反社会的勢力(ヤクザ・暴力団・半グレ・詐欺)が、紛れ込む
② 既にある日本の非合法賭博(裏カジノ)の顧客に来てもらうため、裏カジノを運営している人間に紹介してもらう
③ お客が借金を作った場合の取りたてなければならないため、取立業者と関わることになる
カジノするくらいなら・・・世界最大の賭場
ある意味、マネーの行きかう場所といえば日本でいえば東京証券取引所です。株式トレードをしたらいいんじゃないかと思ってしまいます。
ただ、株式は完全に綺麗かといえばそうではなく、企業側の人間は少なからず世に出ていない情報を持っているわけで、インサイダー取引などが紛れ込む可能性があり、個別株(それぞれの会社ごとの株式)に関しては1日の取引高を考えると価格に影響してしまいます。
そんな心配も吹き飛ばすのが、「外国為替市場」です。
巷でいう「FX」です。
インターバンク市場に1日に行きかうマネーは、その時々によって違いますが8兆円ともいわれています。
ギャンブルは身を滅ぼします
統計学や確率論で勝負をしないギャンブル(投機)は身を滅ぼすようにできています。
これは、覚えておいてください。
逆に言えば、統計確率で導き出した優位性のある勝負(勝率は100%でなくてOK)を反復継続すると、少しづつ増えるといえます。
これは、FX・株式・カジノ・パチンコ・パチスロ・競馬・競輪・競艇・オートレースなどにすべてに共通しています。
「人生」もそうです。
その優位性のある勝負をはじきだすのが、過去の履歴を分析することになり大変なのですが・・・
筆者は、FXに関しては数年継続して現役でトレードしており、FXに陶酔しています。すべて、独学で学んできました。
こちらがツイッターのみで公開している、日本国内口座の収益動画です。
その知見などを、2021年度よりこちらのYouTubeチャンネルで発信しようと考えております。
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