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雪
雪 マンリー(仮名)作
さむかった
たのしかった
つめたかった
うれしかった
雪 だいすき
❅*॰ॱ❄️。☃゜❅*॰ॱ❄️。☃゜❅*॰ॱ❄️。☃゜
今日は、近くの小学校に、日本語サポートのボランティアに行く日でした。
サポートしているのは中国から来た2年生の女の子。年齢的には4年生なのですが、こちらでは学習状況などを見て2年生に配属しているそうです。来たのは1年ちょっと前かな。だいぶ日本語が上手になって、普通に話せます。
しかしたまに、面倒くさい内容になると、「日本語わからない」と言います!ズルい!絶対分かってるくせに!なんてね、大人は思っちゃうんです。
授業中でもそう。日本語のちょっとしたニュアンスって伝えづらくて、翻訳機を持っているのでそれを出して!ってお願いすると、ダメ、電池きれてる!とか言われます。
もうっ!怒
今日は詩の創作だから、わかって欲しいのに!
そんな気持ちを隠せたのか隠せなかったのか分からないけど、じゃぁ今朝の雪を見てどうだった?さっき雪だるまを作ったって言ってたよね?
そう。今日は珍しく、九州地方で雪が降りました。でも彼女は相変わらず、、、
言ってないよ〜
私、無言。怒
じゃぁ、どう思ったかを書いてみよう。
〇✕△□〇✕△□
そうね。そしたら、詩はリズムが大事なので、言葉を揃えてみよう。「さむかったです」は「です」をとってもいい?「うれしい」は、「うれしかった」にしてもいい?こんなやり取りをしたのですが、彼女にとってはもう面倒くさくて、席を立ちたくてしょうがない。そんな彼女を捕まえて、あと少し!
でもそれだけじゃ終われないな。何かもうちょっと感じたことない?
すると一番いい言葉が出てきました。
「雪 だいすき」
なんていい言葉で締めくくれたのでしょう!!
こうやってできた詩です。なんかイイなぁと思って、覚えて来ました。
毎週木曜日に、全てのボランティアを担当されている先生から連絡が来て、来週はいつお願いできますか?と聞かれます。私は仕事の休みの日を伝え、この日ならいつでも大丈夫です、と答えます。
色んな授業がありますが、どうしてか私はよく、国語の授業に配属されます。どうしてだろう?本当は私の専門は美術なので、図画工作とか嬉しいんだけどな、とは思いますが、そこは選べませんので、配属する先生にお任せします。
国語ね。難しいんですよね。説明文とか特に。助詞で全く意味が変わってきますからね。でも、そこがわかってくれた時には嬉しんですよね!
話す言葉だけじゃなくて、彼女には日本語の美しいところにも気づいてもらえたらいいなぁって思います。
どうしても困った時には、中国ではこんな時なんて言うの?など聞くのも面白いんです。
へぇ〜なんて感心して。覚えちゃいないけど、会話が続きます。笑
見出し画像はうちの庭。雪が降ったら珍しいので必ず撮っちゃうんです。九州あるあるかもしれません。