春の風ーー「暮らしのヒント集」(2018年春号より)
長らくご無沙汰しているうちに、いつの間にか4月も終わりに近づいてきました。
皆さま、お変わりなくお過ごしでしょうか?
今日は、「暮らしのヒント集」ご紹介シリーズ(!?)
今の自分の心に響くことばを探していると、昔の「暮らしのヒント集」の中にキラリと輝くものをみつけることがあります。
今日のことばは、5年前の『暮しの手帖』からのご紹介です。
1.「終わりは新たなはじまり」とも言われます。望まない結果だったとしても、過程がていねいだったなら、その経験が種まきとなり、いつか花を咲かせます。
結果より過程が大事とよく言われますが、自分のことについてはなかなかそう割り切れないもの。
誰だって「よい結果」を手にしたいと思って努力を重ねているわけですから。
でも、どんな結果であれ、それを受け入れるために、「種まき」の発想を身につけられたら幸せですね。
そして、いつ、どんな花を咲かせてくれるかは未来のお楽しみとして取っておきましょう!
4.映画を見たり本を読んだりしたら、メモをとり、感想を人に話してみましょう。ぼんやりと思っているだけでなく、ちゃんと言葉にすると、深く心に残ります。
誰かに紹介するために本を読もうとすると、メモを取ることに重点を置いてしまいがち。
そうすると、読書の楽しさは半減します。
読了後に、この感動を誰かに伝えたいと思ったものをエッセンスに絞ってお裾分けできれば理想的ですね。
漢詩講座でもよく書籍をご紹介させていただきますが、そんなときは、まず「引き算」から。
お勧めのものほど力が入ってしまうものですが、伝えたいことの3割ぐらいをことばにする姿勢で臨まれてはいかがでしょうか?
「全部は言わない」「余白」・・・が案外、聞き手の好奇心をくすぐることになるかもしれません。
7.あなたは自分に厳しくし過ぎていませんか?できないことを数えて落ち込むより、「我ながらなかなかいいじゃない」と思える部分を探しましょう。
何かに取り組むときに、気づかないうちにハードルを上げてしまい、その通りにできない自分を責めることがよくあります。
忙しくて時間の無い場合は諦めがつきますが、時間があったにも関わらず早くから取りかからなかったなどというパターンはなかなか苦しい・・・。
少し離れて自分を客観視して、「できていること」を見つけて喜んだ方が健康的ですね。
自分にとって、最高のサポーターは他ならぬ自分なのですから。
連休はぜひ、ゆったりお過ごしくださいね。