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世界遺産のフェズ(Fez)は旧市街が迷路、汚い所と綺麗な所が混ざった面白い場所だが、全体としては微妙 ~ キャンパーヴァンでモロッコ一周

フェズ(Fez)は9世紀初頭に開かれたイスラム王朝の古い都、世界遺産。「世界一の迷宮都市」と形容される。

ただ、個人的な印象は微妙。

フェズが微妙な理由
1、旧市街の道が複雑過ぎる
2、道が複雑なため、ガイドしたがる兄ちゃんが多い。モロッコ人は好意的なので、親切心なのか、チップ欲しさなのか分かりにくい
3、高低差があるので長時間歩くと疲れる
4、他方、広くて整備された所はやけに綺麗で格差に驚く

フェズではキャンプ場が見つからず、代わりに最近出来た風の大きな駐車場に一泊。まずは旧市街を回る。大きな通りを右にまっすぐ行くと、行き止まりの門からメディナに入る。門近くはゴミだらけ。どこのスークも似たようなもの。

ここでも猫が多く、バイクの上で寝ているのにはほっこり。


バイクの上でも寝る猫
市場のカフェでコーヒーとミントティー
土産品の上でも小さい猫が寝ている、可愛い!


野菜・果物のエリアから靴のエリア、金属のランプ傘のエリア、ドレスのエリア、お香のエリアと色々あって楽しい。お香はなんともいい香り。ドレスはやたらと華やかに金を織り込んだデザインのものまである。超豪華。結婚式用?

ここのスーク(市場)は観光客用ではなく、地元民のためという感じが濃い。きゅうり1本だけ買う。モロッコのきゅうりは皮が硬いのだが、買ったものは英国で買うものに似ていた。


モロッコのパンはこの丸いのが基本形
女性用ドレスは派手め
ランプの傘やお茶用ポットまでシルバー物が多い
市場も道が狭い


ガイドしたがる人が多い、チップ狙い

住宅街に紛れ込む。観光客を見つけると、子供から大人までガイドをしたがる。結局小銭が欲しい模様。断るのに苦労する。

とにかく道が複雑で高低差が激しい。2時間以上歩いた後はクタクタ。靴を買うため、朝空いていた店に戻ると閉まっていた。ケーキも帰りの途中で買おうと思ったが、蜂がうじゃうじゃ集っていたので、買うのをやめた。結局その日買ったのはきゅうりだけ。


道幅が狭くて複雑
本当に迷路
旧市街・市場の外観、高低差が激しい


金曜日はイスラムのお祈りの日?休日?で閉まっている店多し

翌日は金曜日でイスラムの休日。スークのお店の多くは閉まり、ストリートセラーがほとんど。それも結構見て回ると楽しい。店より安め。

モロッコの市場にはたくさんのスパイスが売られている。代表的な料理のタジーンはスパイスが効いたもの。モロッコに来て以来かなりハマっている。


スパイスのお店


Palais Royale(王宮)付近は広々していて綺麗

王宮の方に向かって歩き、公園や広場を楽しむ。前日とは異なり、広々とした場所ばかり。どこも美しい〜。


王宮の門がめっちゃ素敵、観光客の撮影スポット
模様が美しい
ユダヤ人街は綺麗な建物が多い
綺麗な門
ブー・ジュルード門、旧市街のシンボルで迷路の入り口
公園の中は広々
公園に竹藪も



Gorge du Zizのキャンプ場?駐車場?はとても良心的

Gorge du Zizにある小さなキャンプ場に一泊。キャンプ場までの途中の景色が素晴らしい。


渓谷が素晴らしい
湖で地元の家族連れ
緑も多い


Ifriというキャンプ場はただの駐車場っぽい?車はたった3台。B&Bなどもあり、他とはちょっと異なる。

着いてウェルカムコーヒーが出た。なんだかほんわかしていて良い。到着後は少し周りを散歩。その後ヴァンで軽い夕飯。いつものように私は味噌汁。


キャンピングカーは独仏英の3カ国から
キャンプ場の周り
キャンプ場の裏側


翌朝、なんとここでは朝食が出た。パンとコーヒーとティーとジャムに三角チーズ。そしてオムレツまで。親切としか言いようがない。しかも帰りには小さい箱に入ったデーツまでお土産にいただいた。それでキャンプ料金は合計たったの50DM(800円弱)。他のキャンプ場の約半額。信じられない。世の中には良い人がいるなああとつくづく思う。


思いもかけず朝食が出た




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