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映画「キル・ボクスン」を観て想うこと

最近観た映画の1つに「キル・ボクスン」という作品を観たので、
感想をつらつらと書いてみます。

公開:2023/03/31
制作国:韓国
上映時間:2時間17分
原題:『길복순/キル・ボクスン』英題『Kill Bok Soon』
ジャンル:アクション・犯罪
年齢制限:16+(グロテスク描写あり)
監督・脚本:ビョン・ソンヒョン(『キングメーカー 大統領を作った男』)

好きな映画・漫画のジャンルに「堅気になりたいけどなれないチート級殺し屋が主人公」でして、今回の映画もその1つ。簡単にあらすじはこんな感じ。

チート級の女殺し屋キル・ボクスンは、反抗期な1人娘を育てていくため、殺人請負会社に所属し、高額な殺しを請け負っていた。

全盛期が過ぎたボクスンは契約満了で退社を考えていたが、請負会社の代表はエース暗殺者のボクスンを離そうとしない。

そんななか、ボクスンはある暗殺を請け負ってしまったせいで窮地に立たされる…。

抜けたいけど抜けられない、切ない殺し屋稼業にどっぷり沼っていく姿は、以前読書レビューした伊坂幸太郎の「AX」にも似ている。

世界観は、「ジョンウィック」の世界観をそのまま韓国版としてアップデートしていて、格闘アクションも小道具で殺すシーンは特にそう感じた。

韓国映画の良さは、最新のジャンル映画を受け継ぎながらも、韓国だけでなく世界中で起きている問題、子育て、LGBT、悲しき資本主義といったテーマまで入れこんでいる点がお上手。

あと良い映画作品って、子役の演技や演出がめっちゃ上手い(是枝監督とか)けど、今回も娘役のキム・シアや、駆け出しの殺し屋イ・ヨン(「未成年裁判」での演技が強烈だった)がとても良き。

ファンジョンミンの贅沢な使い方(あのシーンは何だったのw)といい、さすがNetflixといった感じでしたが、できたら前日譚や、続編も観たいなって思いました。

最後に好きな殺し屋(?一部ちょっと違うか)作品をいくつか。「レオン」や「ジョンウィック」は殿堂入りということで。でもこの2つはやばすぎです。

アクションシーンだけで評価するなら最強レベル。カメラアングルが最高。
チート級ママ殺し屋で言えば、この映画からのオマージュもあるかな。

とにかくウォンビンがカッコ良すぎ。これも子役が最高。

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