【子供の英語の発音が悪い?】8つのフォニックスで矯正!おすすめアプリや教え方も解説


  • 「子供にはアメリカ人のようにきれいなネイティブ発音を身につけてほしい」

  • 「子供の発音をネイティブに近づけるための方法はないかな?効果的な教え方があれば知りたい」

あなたはこのような悩みを抱えていませんか?

英語の勉強に興味を持っている我が子を見ると、「もっと発音をよくしてあげたいな」と思う親御さんは多いです。

この記事の筆者も、子供の発音を矯正できる簡単で時間のかからない方法はないものかと気になったので、留学時に知り合った英日ハーフの友人に聞いてみました。

友人いわく「日本人が使わない8つの音だけ覚えたら、ネイティブに通じる英語を喋れるようになるよ」とのこと。

今回はその8つの音の練習方法や教え方について解説します。

あわせて、子供が英語の発音を練習できるおすすめアプリや英会話のプロから発音を矯正してもらえる方法も紹介。

本記事を読み終わる頃には、子供の発音をネイティブに近づけられる方法がわかり、外国人と違和感なく対話できる発音が身につくはずです。

結論、8つの音とはフォニックス(phonics)と呼ばれる下の8つの音のことです。

  • a

  • oo

  • th

  • n

  • v

  • f

  • l

  • r


子供の英語の発音をよくする方法と教え方

冒頭でも話したとおり、下の8つの発音を抑えることがネイティブ発音に近づく近道です。

  • a

  • oo

  • th

  • n

  • v

  • f

  • l

  • r

「上の8つの発音を押さえておけばネイティブっぽい発音になれる」と外国人の友人から聞く前に、私もlとrの発音は意識していました。

しかし、aの違いなどは深く考えていませんでした。

実際にこの8つだけをしっかり覚えたら、海外のラジオやテレビ番組の発音も聞き取れるようになりました。

いざ自分で練習してみると、確かにカタカナで意識していた音とは大違い!

パパママが子供に英語の発音を教えるときは、まず自分がカタカナ語と英語の音の違いを認識することに苦労します。

とはいえ、a~zまで色々あるフォニックスの中から、とりあえず先ほどあげた8つのフォニックスをマスターするだけ。

これでネイティブの方が聴いても特に違和感のない発音になります。

逆に、s、t、d等はそこまでに気にしなくても大丈夫です。

覚える順番は、そのままa~rの順で問題ありません。

aはアではない

まず最初にaの音からです。

aの音は全部で5音あります。

大人の私はまず”man”は「マン」ではないことから認識をアップデートする必要がありました。

aの発音=口を横にひろげた状態で「あ」と言う。

カタカナっぽく表現するなら、アとエの中間みたいな音です。

マイケル・ジャクソンの『BAD』を聴くとすごくわかりやすいです。


私はすっかり「manはマン、badはバッド」と思い込んでいたので、子供に教える前に自分の音を矯正するのが大変でした。

普通のカタカナでバッドと言ったら”bud”に聴こえてしまいます。

ooは舌を引っ込める

coolやblueを発音するときの「クール」「ブルー」と伸ばす部分です。

ooの発音は、舌を喉の奥にひっこめて「うー」と言います。

カタカナ感覚でシューズとかスムーズと話す時には、舌を下の歯の近くに置いたままになっていませんか?

実際にやってみると、日本語の「ウー」とはかなり違う音だとわかります。

”look”と言ったら「ルック」よりも「ルゥク」のような音になるはずです。

なので”book”も「ブック」よりは「ブゥク」のような音になります。

thはスとは大違い

thの発音は、上下の歯の間に舌を入れて「す」と言います。

この音を自分で言ってみると、「ス」よりも「トゥ」に近いんじゃないかな?と感じました。

インド人の方が話す英語を聞くとき、”thank you”が「タンキュー」のような感じに聴こえていたのですが、あながち間違いではなかったようです。

逆に”think”を「シンク」と言ってしまうと、”sink”のように聞こえます。

私も実は「シンク」と言って、台所の話かと勘違いされたことがありました…

nはンとは大違い

nの発音は、口を開けたまま「ん」と言います。

私たちが普段使っている「ん」の発音は、英語でいうmなんです。

だからそのまま”long”や”under”なんかを発音しようとすると、どうしてもnのところで口を閉じたくなります。

実は、昔の日本語でもmとnは分けられていました。

英語でいうmは、昔の日本語では「む」と表記されています。

古い歌詞なんかで「ともに行か」とか書いてあるのをみたことがある方も多いでしょう。

vはfの親戚

vの発音は、上の歯を下唇につけたまま「う」と言います。

vの音がカタカナの「ブ」とは違うことは、知ってる人もたくさんいるでしょう。

実はvの時の口は、喉を鳴らせばvで、喉を鳴らさなければfなんです。

これを知ってるだけでスピーキング力はぐっと上がりますよ!

ハリウッド映画を観ると、ささやき声で”love”と言う時には、”ve”がほとんどfのように聴こえているはずです。

fの形はvと同じ

vの形をそのままキープして、喉を鳴らさずに発音するとfが出来上がります。

fの発音は、上の歯を下唇につけたまま息を吐く感じです。

vとfを使い分けられるようになると、リスニング力もアップします。

私は、vとfを集中的に子供に練習させるときは”love”と”luff”を使いました。

lのときはラリルレロを忘れる

lの発音は舌を上あごにつけて強く離します。

lの練習は、The KINKSというイギリスのバンドのLOLAという曲が最適でした。

Youtubeの公式チャンネルでライブ映像が観られるので、私はLOLAのサビの部分(Lo-lo-lo-lo Lolaというフレーズ)を何度もチェックした覚えがあります。

海外では「ゴジラ」が「Godzilla」なので、もしかしたらラリルレロはrよりもlに近いのかも?

rは舌のバック転!?

rの発音は、舌を上に向かって反らせてそのまま後ろに持っていきます!

舌をぐるっとバック転させるような動きになるんですね。

私は子供にrを教えるときは、”rock”と”lock”の違いから教えました。

日本人は日常生活でrの発音に触れるる機会がないので、パパママは子供に教える際に苦労します。

ここまでのフォニックスを覚えられたら、ほぼネイティブ並みの発音ができているはず。

子供の英語発音が良くなるフォニックスの練習方法

1日5分で1メニューだけ

1日に2つのメニューを入れるのは、子供が混乱する原因になるのでおすすめしません。

子供に発音を教えるときは、1日5分でthならth、ooならooだけを教えました。

詰め込みで勉強させるのは逆効果だったので注意しましょう。

1度覚えたフォニックスを次回の発音トレーニングで実践

”book”や”shoes”を練習してooの発音を習得したらnを練習するときに”noon”を練習するなど、過去に学んだ発音を活かせるようなプログラムを組んでみてください。

aからrまでを教える途中で、私は最初”man”や”bad”から教えました。

長い単語は子供が発音するのは嫌になってしまう可能性があるのでNGです。

だいたい6週間でマスター

私はここまで紹介した方法で子供(3歳)に英語を教え、およそ6週間で8つの発音を身に付けさせました。

私は3ヶ月近くかかったので、子供のほうが上達が早かったのも新しい発見でした。

今ではうちの子が英語を話すと、「発音がきれいですね」と言ってもらえるようになりました!

  • 8つの音だけ覚える

  • カタカナ発音を忘れる

  • 1日1メニューだけ教える

私はこの3点を押さえて子供と一緒に英語の発音を練習し、子供にネイティブな英語の発音を身に着けさせました。

カタカナではなくフォニックスを意識することは大切なのですが、フォニックスの一覧表を見てaから順にzまで身に着けるのは子供にとってつまらないです。

まず8つの音をきっちり覚えて使いこなせるようになると、外国人の方と話してもしっかりと英語が通じる実感を持てました。

ウチの場合はイギリス人、カナダ人、オーストラリア人の方たちと会話する中で、子供がネイティブな発音を身に着けていることを確認できました。

日本人でもちゃんと英語が通じるんだと実感でき、子供も自信が付いたようです。

次に、フォニックスや単語の発音を練習できるアプリについても紹介しますね。

子供が英語の発音を練習できるおすすめアプリ

子供が英語の発音を練習できる本当に役立つおすすめアプリは次の2つです。

  • 英語発音アプリ道場

  • 英語発音トレーニング

こどもえいごぶでは10種類近く英語の発音アプリを使ってきましたが、今から紹介する2つは子供でも使えてわかりやすいのでおすすめです。

それぞれの発音練習アプリについて紹介します。

発音アプリ①:英語発音アプリ道場

英語発音アプリ道場は、次に紹介するアプリ「英語発音トレーニング」よりも初心者向けのアプリです。

英語発音道場ではお手本の音声が読まれるので、続いて自分も発音します。

「ant 」と発音されたら、同じように「ant」と真似して発音する感じです。

全然発音があっていないときは「Try agarin」

悪くない時は「Not bad」

そこそこいい時は「Good」

素晴らしい時は「Excellent」の4段階で発音を診断してくれ、Excellentを目指そうと発音の練習を頑張れます。

A~Z、shやchの発音も学べるので便利です。

App Storeでみてみる

発音アプリ②:英語発音トレーニング

英語発音トレーニングは、本格的に英語の発音を学びたい時に便利な発音学習アプリ。

音を発音する時にどんな口をして発音をしたらいいかが「Points」に書かれていてわかりやすいです。

欲を言えば口の形まで解説して欲しいところですが、無料だと考えるとかなりクオリティは高いと言えます。

左下のボタン「手本を聞く」を押して手本を聞いた後、「タップして発声」を押すことで発音をテストします。

発音に正解すると、「Excellent」の文字が表示され、次の問題に進んでいく感じです。

時々広告が入ってきますが、無料なのでこれは我慢!笑

英語の発音が惜しい場合は「Good」

全然ダメな場合は、「Nice try」と表示されます。やさしい!笑

英語発音トレーニングは、解ける問題の数が多くコンテンツが充実していました。

クイズ感覚で楽しみながら発音を勉強できるのがGoodです。

APP Storeで見てみる

ここまで発音を学べるアプリについて触れてきましたが、発音の判定はあくまでAI。

AI判定はまだまだ精度が甘いのか、ちゃんと発音できていなくても◯を貰えてしまうケースも結構あります...笑

もしあなた自身が英語の発音を教えられない場合、発音を教える時間がない場合は、ネイティブの先生から発音を教えてもらうのが確実です。

フォニックスの発音を指導してくれるおすすめの子供向けオンライン英会話は次の記事にまとめています。
1位のオンライン英会話はネイティブの先生からフォニックスを教われますよ!

»フォニックスを学べる子供向けオンライン英会話おすすめ10選!

子供の英語の発音をよくする方法まとめ

この記事では、子供の英語の発音が悪かった話や発音が良くなるまでの体験談、発音の教え方、発音を学べる子供向け英語アプリついて紹介してきました。

ぜひこの記事を参考に、お子さんにフォニックス指導をしてみてくださいね!

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