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仕事の記録 「数理・データサイエンスと大学」インタビュー第16回 東京大学 大学院情報理工学系研究科附属情報理工学教育研究センター数理・情報教育研究部門 山肩洋子准教授「実世界データ」をどう取得するかその方法からしっかり教えたい で思ったこと
アカデミックのコンテンツ制作の仕事もしています。(メインは音楽、楽器、音響機器関連です)
昨日ご紹介したデータサイエンスの女性研究者、東京大学 大学院情報理工学系研究科附属情報理工学教育研究センター数理・情報教育研究部門 山肩洋子准教授のインタビューで、是非書きたいことがあったので追記します。
このインタビューはデータサイエンス教育の普及についてが主眼ですが、個々数回のセカンドテーマが「数少ないデータサイエンスの女性研究者を取り上げて、女性研究者を増やす、そして支援する」ということです。
ですので毎回女性研究者を増やすにはどうしたらいいのか、という話をします。
そこで必ず出てくるのが「親の反対」。しかも女性の場合、母親が、理系に行くことを止める、大学院に行くことを止める、研究者になることを止める、ということが多いようです。
山肩先生先生が強く言っているのがそこでした。
ジェンダーの問題は、異性からの強制、同性からの強制や同調圧力、そして親の世代からのマインドセットなど、根深い問題がたくさんありそうです。
とにかく、早く政治家も経営者も、学者も、性差による割合の比率がなくなるといいなと思っています。
データサイエンスはあらゆる分野で必要とされています。経済学しかり、文学部でも言語や文体を分析しようと思えばデータサイエンスが必要になります。データサイエンスの素養があることは、女性が社会に出た時にアピールポイントにつながりやすい。ご両親も、そうした社会の変化を見据えて、娘さんたちの将来を考えていただきたい。娘さんが「理系に進みたい」と言っても、決して止めないでいただきたいのです。
第16回 東京大学 大学院情報理工学系研究科
附属情報理工学教育研究センター数理・情報教育研究部門 山肩洋子准教授
http://www.mi.u-tokyo.ac.jp/consortium/topics.html
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