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「へんしん・すがたをかえるイモムシ」原画展 桃山鈴子 を見て思うこと

昆虫を虫眼鏡で見ながら徹底的に細部まで点描で書いていくという手法で様々な虫を描いている桃山鈴子さん。私の友人の奥様でもあるんだが、いつも彼女のイラストを見ると、その強さに驚かされる。

それは「好きな物を徹底して追求する」ということだ。音楽でも、芸術一般でも、仕事でも、そして人生でも、結局それしかないのでは、と最近やっと思い当たるようになった。
あたりまえだが、あらゆるジャンルのあらゆるものに「好きだからやっている人」がいるわけで、いろいろ分析したり考えたりして「これが売れそうだと思ってやってみた人」がたくさん出てきても、それはもうクオリティからも熱意からも「好きだからやっている人」に叶うわけはない。
そして、この虫のようにどんなにニッチでも、それが堪らなく好きな人がいるわけだし、このネット時代、グローバルに見ればどんなにニッチなものだって「グローバルニッチ」が成り立つだろう。
仮に非常にマニアックな音楽ジャンルだって、日本に1000人しかいなくても、世界には2万人ぐらいはいるはずだ。

とにかく売れようが、売れまいが、他の追随を許さないぐらい徹底的に好きなことをやる。それがもっとも精神的に健全で、しかも成功への道だろうな、と今頃再発見しています。

鈴子さん、全力で応援してます!


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