上記はあるインタビューのテープ起こしだ。
固有名詞は仮名にしてある。
ちなみに僕はテープ起こし(録音テープからの文字起こし)は指名した特定のプロに頼んでいるので、正確でミスは少ない、テープ起こしとしては最良のグレードだと思う。
とはいえテープ起こしは、録音されていないことはかけないし、録音されていることは書かなくてはいけない。(ただし僕の場合は特定の人にお願いしているので、余談とか原稿にならないであろう部分、つまりノイズとしての会話は省いてくれているので、そこが素晴らしいし、それはChatGPT4にはできない)
なので以下の文字は話したままの会話だが、それを原稿化するときの労力がけっこうある。これをChatGPT4で「校正しながら自然で躊躇な会話体にして」と頼んでみた。
まずテープ起こしが以下
ChatGPT4による処理後
どのように校正したのか、ワードの文書比較機能で調べてみたら、けっこう芸の細かいところをやってくれている。これは、ちょっとたいしたものだと思う。
さすが、チャットに特化したAIだ。自然な会話にするのは本当に得意なのだろうと思われる。
ただ重要な部分を落としている(類推できていない)部分もある。原文の下記の部分。
これは残響がないライブハウスなのに、今日は残響がある、しかも音が明瞭である、さらに、曲ごとに残響が変化する、のが凄いといっている。
そのすごさがどんどん進化しているという部分が出せていない。いや、論理的には出ているのかもしれないが、驚きを伴いながらどんどん進んで行くという序破急的な部分が、口語の原文にはあったが出せていないように思える。
いつも多くの分野においてChatGPTが語られるのと同じ結論だが、非常に便利なツールであり、活用することは大切だが、全面的に頼ってはいけない、と思う。
とはいえ、僕はインタビューの仕事が多いので、これは使えると思う。
いつもはテープ起こしを構成して、原稿に形になってきたところで、文章に手を入れるという流れでやっているが、ChatGPT4でそこそこきれいな原稿に処理できるなら、先に全てのテープ起こしを処理してから、構成して原稿化するのもいいかもしれない。
ChatGPT4の旅はまだ続きます。
ChatGPT4を飼い慣らす、の一覧がこちら。
以下はiPhoneアプリでChatGPTを入れてみた話。
マイクを使った音声入力が凄い話をした。音声入力の精度の高さが凄い。
これがややバズリギミな記事
スマホアプリのもう一つのメリット、カメラについても、こちら。
これは凄いです。OCRがすごい。
その後も淡々と、校正してもらったりしている。
いまのところ僕が最も重宝している使い方がスケジューリングのコパイロットとして使うことだ。
とやってきた。