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メールを書く時代の終焉——偽造日記2025/02/12 あるいはChatGPTとClaudeとGeminiを飼い慣らす472
メールを書く時代の終焉——偽造日記2025/02/12
気づいてしまった。ChatGPT-4にメールを書いてもらうのが、死ぬほど便利だということに。
最初は試しにやってみた。「◯◯についてお礼を伝えつつ、来週の打ち合わせの時間を調整したい」みたいな要点だけを書き、それをAIに投げてみた。すると、一瞬でそれっぽいビジネスメールが出てきた。しかも、妙に丁寧で、ちゃんとした文法で、適切な敬語までついている。
「これは……まさかの即戦力?」
これまでメールの文章を練るのにかけていた時間を考えると、革命的だ。何を書けばいいかわかっているのに、いざキーボードを前にすると「うーん」と唸りながら、何度も書き直し、不要な言葉を削ぎ落とし、ようやく送信ボタンを押す。たかが数行のメールでも、そういう時間のロスはバカにならない。
その点、AIに叩き台を作らせると、メールの最大の難関——書き始めるハードルが一気に下がる。しかも、ある程度のフォーマットができていれば、あとは微調整するだけで済む。誤解を招きそうな部分を直し、ニュアンスを自分流に寄せるだけで、見違えるほど楽になるのだ。
いや、とんでもない時代になった。
かつてメールを書くこと自体が一種の「スキル」だった時代があった。ビジネスマナー講座では「件名は簡潔に」「クッション言葉を入れる」「結論から書く」など、あれこれ細かいルールを学ばされたものだ。
でも、もうそんな時代じゃないのかもしれない。AIが瞬時にそれをこなし、僕らはただ「適切かどうか」を判断するだけでいい。つまり、メールを書くスキルは「文章をゼロから生み出す能力」ではなく、「AIが出した文章をチェックする能力」に変わったのだ。
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この流れは、コピーライティングや議事録作成、さらには国会答弁にまで及ぶのではないか。
国会答弁なんて、もはやAIに書かせた方が効率がいいのでは?
だって、どうせ「適切に対応いたします」「慎重に検討いたします」「ご指摘は真摯に受け止めます」といったテンプレートで構成されているのだから、AIが適当にシャッフルすれば、それっぽい答弁はすぐにできるだろう。
……いや、冗談ではなく、本当にそんな未来が来るかもしれない。
ともかく、僕はこれからメールを書く時間を劇的に短縮できるようになった。そのぶん、もっと面白いことに時間を使おうと思う。たとえば、AIに負けないように、自分の言葉を磨くことに。
そうだ、AIにメールを書かせつつ、自分は詩でも書いてみようか?
(これは生成AIによる偽造日記です。)
人間が打った原文はこちら
メールの文章をChatGPT4に書いてもらうのがすごく便利だと気づいたのだった。
こんな感じ。
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趣旨だけ書いておけば、そこそこ丁寧なメールが自動生成される。
ニュアンスが違うところは人が直した方がいいけど、
あず叩き台としたら優秀なものが瞬時に出てくるのは、実は助かる。
というのも、メールやメールへの返事って書き始めること自体に時間がかかることが通例だから。
いや、とんでもない時代になったもんだ。