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見よ、マイク・スターン(Mike Stern)のパシフィカ(Pacifica 1511MS)だ 昔書いた自分のブログ記事より 再掲載
見よ、マイク・スターン(Mike Stern)のパシフィカ(Pacifica 1511MS)だ
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LM NEWSというフリーペーパーというものをやっている話は、先日書いたわけだが、すでに7月末に発行の第二号の取材を始めている。で、先日ついに逢ってしまったのが、ジャズギタリスト、マイクスターンである。そうだ、あのマイルスバンドの。そうだよ、WE WANT MILESの。
いやー、先日のSteve Gaddもびっくりしたけどさ、でも俺はドラマーじゃないので、それほど、神ではない。わけです。が、マイクスターンだからさ、おれもギタリストの端くれ、ジャズファンの端くれ(自分がジャズギタリストとは決していえないが)。
で、マイクですよ。しかも、通訳が本番に遅れたため、マイクと直で、英語でしゃべるわけですよ。冷や汗ですよ。
でも、本当にいい人だった。
オークラの部屋についたとたん、初対面の俺に「Hey, Come on in man」ヘイメーンですよ、テイク・イット・イージーメーンですよ。イヤーカッコイイよモノホンのジャズマン。アコースティックギターの試奏を頼めば(僕ではなくY社の方がね)、どれを弾いてもFackin' Greatだしさ。
ゴイスなメンバーと演奏すると、感動するだけじゃなく、「Kick My Ass, you know」なわけ。
さて、写真がマイク・スターンのシグネーチャーモデルのパシフィカ。テレシェイプ、フロントがダンカンのハムバッキング(たしかJB)、リアはシングルサイズのハンバッカー、たぶんびBill Lawllence のホットレイルだろう。
同じモデルをあるいきさつでライブで一曲だけ使用したことがあったが、たしかに実にいい音だったし、ジャズっぽい音もロックぽい音も出て、そのバーサタイルな感じにしびれたことがある。
が、本人のテレは、持たせてくれたんだが、これはビックリするぐらい重い。ベースかと思った。重い詰まった比重の木を使っている。
その理由は音色であり、彼はテレシェイプのギターだが、ダークでヘビーでウォームな音を出したかったという。
たぶん以前彼が使っていたフェンダーのテレも重くて深い音が出るものだったのだろう。
一部本当に古いヴィンテージのテレは、重くてレスポールのような音が出る、と聴いたことがある気がする。。
マイクも「お客の背中に悪いので、通常のラインのものは網ちょっと軽くしたよ」と言っていた。
しかし、見よ、これがマイク・スターンのパシフィカだ。
この使い込まれた指板。とにかく入手していらいこのギターばかり使っているようだ。そしてこの汗で酸化したブリッジとピックアップ。もはや風格すら漂い、マイクのカラダの一部のようである、と思わないか?
すごいね。
Pacifica パシフィカ1511MSはこちら
http://yamaha.jp/product/guitars-basses/el-guitars/pacifica1511ms_natural/
ええ、あと数週間で一気に原稿を作りますので乞うご期待。
できあがったらまたご連絡します。
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ザ・マン・ウィズ・ザ・ホーン
マイルス・デイヴィス,マーカス・ミラー,フェルトン・クルーズ,マイク・スターン,ビル・エバンス,サミー・フィゲロア,アル・フォスター,ロバート・アービング
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