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Tokyo 2nd Lockdown day24 非正規雇用、非正規労働者という言い方。

コロナ禍で非正規雇用者が経済的苦境に立たされている、という報道をよく見る。飲食店でのバイトはいうに及ばずだが、いわゆるオフィスワークでも企業がこの不況に際して徹底的にコスト削減をしてきているのだから。とまぁ、それは別のお話。

「非正規」ってなんだろうか。調べるともともとの意味は「正式の規則」のようだ。

非正規とは正式でない。非正規雇用というのは正式でない雇用なのか。そこから脱しないと、グローバルにみて労働生産性がどんどん下がっていく状況は変わらないだろう。今や非正規雇用者はアルバイトやパート、さらに派遣社員、契約社員、嘱託社員を含んでおり、雇用者全体の38.8%。つまり4割だ。10人いたら4人が非正規だ。それを正式でない、としているのは非効率だし、非公正だし、現実に制度がアジャストできていない。

期限のある契約で仕事をすることを「正しくない」としてしまうのは、時代遅れも甚だしい。終身雇用が常識だったときの昭和の考え方で、もうやめたほうがいいと思う。
今はポータブルなスキルを持った人間がプロジェクト単位でマッチングされ、集結して働き、終わったら次のプロジェクトに移っていく、そんなハリウッドスタイルで仕事をするのが新しい仕事の常識だと思う。
そんな中で仕事を定期的に得るには「この仕事なら、あの人を呼びたい」と思えるような、ほかの人には真似のできない価値あるスキルこそが(安さが売りでは、より安いヤツにすぐ負けるのでダメだ)コロナ禍にあっても自分の身を守る力になるのだと思う。
これってミュージシャンも同じだよな。このギターソロなら、あの人に弾かせたい、ここのあの人のラッパが入ったらいいだろうな、と思えるような人。安い、早い、旨い(上手い)は価格競争だから、いずれ駆逐される人材となる。

ちなみにスキルは一個でもいいが、複数のスキルの掛け合わせのほうが、よりよい。ほかのひとと差別化できるし、2つあるから呼ばれることもある。スキルのひとつがout of dateになっても、別のスキルが使える。

さらに言えば「呼ばれる人」ではなく、プロジェクトを主幹して人材を集めるプロデューサー、つまり大きな仕事を任される人、仕事を作る人になる、なろうと思うのが重要。リスクを負って大志を抱くこと。バンドでいばバンマスやフェスの主催者、レーベル主宰者とかね。

そして最終的には自分の能力、長所、得意なことを通じて世の中に貢献、還元できることも大切。

https://www.mhlw.go.jp/content/000679689.pdf

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