
ブライアン・イーノへの手紙 ブライアン・イーノ アンビエントキョート展2

ブライアン・イーノ アンビエントキョート展に行った件の、これまでのお話。

EnoのAmbient Kyoto展は入場するとすぐに、3階に上がってから見ながら降りてきてほしいと言われる。The Shipは順路としては最初のインスタレーションだったが、私はThe shipが最も衝撃が大きく感動したものだった。Face to FaceとかLight Boxesもよかったが、こじんまりしているのと、やはり画面やオブジェがあると、そちらが正面という状況になるのと、視覚情報のほうが強度があるので、音楽はどうしても雰囲気を作るもの、という感じになる。まぁそれが本来の環境音楽なんだろうとは思うが。

じわじわと色の組み合わせが変わっていく
もっとも大がかりなインスタレーションは1階で行われていた77 Million Paintingで、吹き抜け2階ぐらいの天上高のところに、素敵なソファーが10大程度、ランダムに並べられ、そこに壁面一杯の大きな画面と無数の竹がしつらえられている。そして無限に変わる絵と環境音楽が再生されるという仕組み。
こちらも部屋をぐるりとジェネックのスピーカーで囲み、部屋の四隅にはBoseのサブウーファー付きラインアレイスピーカーが設置されていて、サラウンド音場が楽しめるようになっていた。
こちらもなかなか楽しくソファーで30分ぐらい、心の底から寛ぐことができた。
とはいえ、私にとって、このブライアン・イーノ アンビエントキョート展は、最初の暗闇の中の大音量のサラウンド環境音楽体験「The Ship」に尽きた。本当に素晴らしかった。
2階にEnoにメッセージを書きましょう、終演後にこのノートはEnoに届けられます、というコーナーがあったので、おもわずEnoにこの感動を伝えたのだった。

大阪出張の隙間をぬって行ったイーノ展だったが、行ってよかったと、心の底から思っている。やっぱり行きたいものは、無理してでも行くべきだし、ちょっとしたチャンスがあったら絶対逃すべきではないな。つい現状維持バイアスに取り込まれがちがなのだが、やっぱりどんどん新しいことをやっていこうと思う。
Thank you Brian Eno!!!