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ブルージャイアントでジャズっていいなと思った若者たちよ、ぜひピットイン昼の部(昼ピ)に来て!
ブルージャイアントでジャズっていいなと思った若者たちよ、ぜひピットイン昼の部(昼ピ)に来て! 心からお願いします。ジャズを愛する若者たちよ、ぜったい来て。
今、ジャズクラブやライブハウスで昼から生演奏を聴かせているのはピットインぐらいじゃないだろうか。ジャズに限らないか。
それがピットイン昼の部(昼ピ)だ。
俺が大学生の頃のピットインには朝の部もあったと記憶している。
で、昼ピだが、若者たちよ、ぜひピットイン昼の部(昼ピ)に来て!
ジャズが好きな若者に勧める理由は3つ
(ChatGPT的に言うと)
1.
内容が夜の部より先鋭的で濃厚
夜の部のピットインは、まさに日本を代表するジャズのライブハウスであって、ピットイン夜の部で一晩バンマスを張れるというのは、日本のジャズシーンの一角に名を刻んだと言えるだろう。
ピットイン夜の部で2days, 3daysとなればもう超大物だ。
その一方で昼の部は、若手、もしくはもうちょっとマニアックな音楽が多い。将来夜の部に行くかもしれない先鋭的なアーティストの演奏が多い。
すでに評価が定まっているアーティストではないし、ある意味、よりクリエイティブで意欲的な音楽が聴ける、とも言える。
2.
料金が破格に安い
俺も若い頃はジャズのライブハウスにはなかなかいけなかったが、やっぱりライブハウスの3000円とか4000円とか、さらにドリンクも別だったりする値段は学生さんや若者には高い。お金を気にせずにしょっちゅう聴きに来る、というわけにはいかない。
その点、昼ピは、ワンドリンク込みで1500円ほどだ。
ロードショーが1900円だから、映画よりも安い。
ひょっとして名画座ぐらい?
俺も学生代早稲田松竹には死ぬほどいったので、映画座ぐらいの値段ならあまり負担に感じることなく、何度もいけるだろう。ワンドリンクもあるし。
3.
ジャズ老人の午睡の場になっていることを(どうしても)打開したい
俺も昼ピはたまにくる、というのも夜、家を空けなくてもいいからだ。
似たような理由で、夜はしんどいと思われるジャズが好きそうな老人が
結構な人数来る。
年金暮らしの老人にとって安いことも大きな魅力かもしれない。
で、半数近くがたいしてそのミュージシャンを知らない老人だったりする。
もちろんファンらしき壮年の方もいるが、
昼ピにとりあえずいこうか、と来ている感じの老人も少なくない。
いずれにしても昼ピは平日昼間なので俺みたいな堅気でないフリーランスの人はいるが、働き盛りの方々はあまりいない。(すこしはいる。)
で、何がまずいかというと、老人はライブがはじまると寝てしまうのだった。特にシリアスで静かなジャズ、今日聴いている西島芳さん、市野元彦さん、外山明さんみたいな上質でECMみたいに美しくて静謐なジャズのなかで半数ぐらいが気持ち良く船を漕いでいる。
この状況は、俺のようなシリアスなジャズファンにはミュージシャンに申し訳なさ過ぎて辛すぎる、のだ。
この状況はよくない。
で、もう一度言う。若者たちよ、ぜひピットイン昼の部(昼ピ)に来て!
ちなみに5/28(金)の月刊林栄一はおすすめの昼ピ。
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