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レコードというものがなくなったとき、レコード会社はどうなるのだろうか。

取材で久々にレコード会社に行ってきた。
ここは最大手だったはずだが、ずいぶんこじんまりしたオフィスになっていた。まぁ本社の市ヶ谷ではなく六本木だから、かもしれないが。

それにしても、レコードというものがなくなったとき、レコード会社はどうなるのだろうか。

かつてレコード会社は才能を発掘し、プロデュースし、世界にその音楽を流布させる役割を果たしていた。

僕は1980年代にワーナーパイオニアからバンドでレコードを出したことがあったが、レコード会社の力は絶大だった。プロデューサーの能力も抜群だったし、政治力もあった。出版社でいえば敏腕編集者みたいな人がいっぱいいて、才能を発掘しては、磨き、方向を正し(ディレクション)、売れるための方針や仕組みを組み立ててくれた。(それでも売れなかったけど。ま、それが普通でもあったけど)

今はどうだろう。サブスクでレコード会社は成り立つのだろうか。そして優秀なプロデュース能力を持つ人間を雇っていられるのだろうか。

それとも、音楽の世界にも、全く新しいムーブメントや方法論が、はじまろうとしているのだろうか。

細野晴臣さんの著書「レコード・プロデューサーはスーパーマンをめざす (徳間文庫)」を、バンド活動していた当時愛読していて、もう一度読みたいと思っていま検索したら4695円になってる! ちゃんと持っていれば良かった!

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