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”プチ”アドレスホッピングしてみた 2泊目 具体的に予想される問題

一泊目の時に連泊とせず、二泊目は決めずにいた。二泊目の宿泊先を決める間は今日はどこに行くのか、どこで寝るのかが決まっていない状態で、これまた、いままであっただろうか、と、とても新鮮でドキドキする体験だった。まぁバイクで北海道ツーリングしているときやヨーロッパをバックパッカーとして旅した頃はそうだったが、あれはあくまで旅であり、旅である以上起点から「前進」していくので方向性を持った力、つまりベクトルはある。しかし今回はそれすらない、漂っている状態で、これは少し嬉しい感覚ではあった。とはいえ、やはり宙ぶらりんな状況に耐えられず夕方には泊まる場所は決めた。

そしてジャック・ニコルソンが出てきそうな廊下があるホテルへ。2泊目は机もしっかりしていて仕事もはかどり快適だった。ちなみにホテルの不満はテレビの音が酷いことだ。

さて、ここまでやってきてもし今後アドレスホッピングしたときに起きる具体的に予想できる問題点とは

・着るモノ。ホテルで洗濯するとしても洗濯の間に着る服はいる。しかし服はどうしてもかさばる。また長期のホッピングを想定した場合、冬物も夏物が必要になるが、これは季節ごとに処分するのか。(よしかわけいすけさんは、夏物のTシャツは冬には処分するという徹底したミニマリストで凄かった)

・郵便物をどう受け取るのか、さらに切実に言えばAmazonなどの通販の送り先。これは要するに固定の住所をどうするのか、という問題と、そこへのアクセスをどうとるのかという問題。固定的アドレス、つまり公的な住所についての問題。これは郵便物の受け取りから、住民票をどこに置くのか、選挙権・納税にまでかかわる大きな問題だ。
アドレスホッパーの中には実家に住所を人もいるときいた。私の場合実家は他県だから、そこに郵便物を取りに行くのは現実的ではない。よしかわけいすけさんはゲストハウスにある程度の期間滞在し、そこに住所を置く。そして移動するたびに異動先に住所を移すといっていた。本気でやるならそこまでやらないと、住所に関する問題解決は難しいかもしれない。
また現実的には、ワンルームなどで都内に部屋を借りながらアドレスホッパーをするのがやりやすいかもしれないが、その場合住居に関する支払はデュアルになるし、ようするに安宿に住んでるけどほとんど家に帰ってこないろくでない、という風に見える(というかそのものズバリ)。

・あと、くどいけど、楽器が弾けない。吹けない。結局ベースが弾きたくて仕方なく、楽器屋に試奏に行ったのだった。

(続きます)


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