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「ナツイチから1冊」

思考は80%停止している状態。
脳内映像化の画素数も解像度も最低。
本に秘められた思いも読み取れるか不明。
それでも本が読みたい!
活字を追いたい!

そんな思いを抱いて2024年の“ナツイチ“の冊子を眺めていたら、
面白そうな本を発見! 
よしよし。
普段文庫本は買わないけれど、寝転んで読むには文庫本だなと購入。
“よまにゃクリップブックマーカー“をもらって読書開始!

📘「吸血鬼と愉快な仲間たち」 木原音瀬

アメリカ、ネブラスカ州に住んでいたアル(アルベルト)は、クレジーな女吸血鬼に血を中途半端に吸われ死んだ後、14日目に墓場から這い出した。
アルは完全な吸血鬼になり損ね、昼間は蝙蝠、夜は人間に変化。
自分では変態のコントロールができない中途半端な吸血鬼になってしまった。
挙句に牙がないので噛みついて生き血を吸うこともできない。
生き血を求めてさすらう生活の中、ひょんなことからアメリカから日本へ冷凍牛肉と共に輸入され、刑事の忽滑谷に助けられ、忽滑谷の友人でエンバーマーの暁と暮らし始める。(エンバーマー:エンバーミング(遺体衛生保全)を行う資格を持った人)
イケメンだが言い方も性格もきつい暁との暮らしは、アルにとって大変なことの連続。さらに殺人事件に巻き込まれ人間なら死んでしまうほどの重症を負う。
しかし吸血鬼の“アル“は銀の杭で心臓を貫かれない限り死なない。
死なないが痛みは人間と同じく感じ、傷を治すためには生き血が必要になる。
どうする?どうなる?と言う話。

殺人事件の描写は生々しく痛々しかったけれど、話はテンポよく進んでいくし、笑えるポイントも多く、ストレスなくサクサクと読めた。
ただ挿絵が入っているので、自分の脳内映像を修正する作業が面倒だったかな。

軽く読むはずが、
“アル“や“暁の同僚たち“の妄想が可笑しく、
“暁“のそっけない言葉の中に含まれる優しさにグッときて、
気が付けば「吸血鬼と愉快な仲間たち」全5冊を読んでいる(笑)
ファンタジー+ミステリー+推理+BLの内容に重さはなく、
夏の暑さで疲れた脳をリフレッシュしてくれた感じ。

ナツイチありがとう!

さあ、秋だ!
脳もリフレッシュされたし、読書三昧しちゃいましょう!

それではまた。

Have a good day.
See you again.🍀


                  キジ

#吸血鬼と愉快な仲間たち #木原音瀬#2024年ナツイチ本#よまにゃクリップブックマーカー#夏の暑さで疲れた脳をリフレッシュできた本

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