フェティッシュ/SMの世界って?
フェティッシュやSMの世界なんて、普通に生きていると関わることもないので、知らない世界ですよね。
正直AVの世界だったり、アングラ、危ない人達がいる世界や、怖い世界だと思われている方も多いと思います。
でもそれはかなり偏見が多いのが事実でして、このnoteを読んでくれる方には、「案外普通の人の世界なんだよ」そして、「SMとは生き方なんだよ」ということを少しでも感じてもらえればなと思ってお話します。
フェティッシュ/SMに対する偏見
フェティッシュやSMに対して、まだまだ社会には根深い偏見が存在します。例えば「危険な性癖」や「暴力的で理解しがたい」「変態で犯罪者」といった偏見が多いのが実情です。
特に、SMは痛みを伴うこともあるため、「異常」「怖い」と見られることが多いのですが、実際には非常に規律やルールがしっかりとした世界です。
(やり過ぎは法律違反にもなりかねないので、法令遵守で何事も適度が大事です。)
この誤解は、一部の過激なAVなどの側面やフェティッシュの特異な対象にばかり注目が集まることで生まれていると考えられます。
しかし実際には、フェティッシュやSMって、人間関係や恋愛関係の延長であり、人それぞれの価値観を受け入れる多様性に富んだ柔軟な文化になっています。
そもそもフェティッシュ/SMってなに?
フェティッシュ/SMの本質は「自己理解」と「自己表現」にあります。
伝えたいことは「"NOT" SM=アダルトや犯罪」です。
一般的に就活などでもよく「自己分析をしよう」と言われると思うのですが、自分の好みや心の奥深くにある欲望に気づくことで、人はより自分らしくいられるものです。それは、他者とのつながりにおいても表れてきます。
ただ、なかなかそれを理解しようとする人が社会では少ないのが現状です。
性に関することは皆が目を背けて、自分が何が好きなのかを見ないように、考えないようにしている人が、世の中にはかなり多いと感じます。
ただ、「性」とは3大欲求に属するくらいに、人が生きていく中で重要なものにカウントされます。
「食」や「睡眠」はしっかりと考える人が多いのに、生きていくうえで重要な「性」に対してだけ、どうして人は目を背けるのでしょう。
人に喋らなくてもいいので、自分が何が好きかを知ることはそんなに悪いことなのでしょうか。
フェティッシュやSMの人たちは「性のオタク」と表現をしています。
私達は、オタクとして、「性」というものを深く理解しようとし、好きになって話している人たちです。
当然、撮り鉄の人たちが社会から迷惑がられているように、社会的に迷惑なことをすれば、それはいけないことだと思います。
でも、自分自身がなにか好きなのか、それを好きな人同士で、楽しく話すことの何が悪いことなのでしょうか。
フェティッシュやSMにおいては、お互いの興味や嗜好を受け入れ、それを共に楽しめるパートナーと出会えることが一つの理想です。これは単に性的な話だけでなく、相手に理解されるという安心感や共感といった、社会的所属欲求がとてつもなく大きく関係しています。
フェティッシュやSMは、「性」以上にあくまで一人ひとりの個性や心のあり方を大切にするものです。
Lunaで、SMについて説明をするわかりやすい初心者向けの動画を作っています。
良ければぜひとも見てみてください!