だいじょばない (feat. 金魚ちゃん)

とても若い人よりもやや長めに生きているwと、いろいろな音楽との出逢いがその分増えます。いつになっても楽しいものです。有名なレコードだけ聴くわけでもTVやラジオでプッシュしている曲だけを聴くわけでもありません。出逢ったらすぐ何度でも聴けるいい時代です。自作を棚に上げてポピュラー音楽全般に対して少し辛口に言いますが、必ずと言っていいほどタイプが何々風だったり、〇〇を思い出したり何か「既聴感(Typical・聴いたことあるな感・déjà vu)」というものはあるものです。(それも必ず悪いというわけでもないと思っていますし、その感覚自体に時代差・個人差もあるでしょう。大げさに言えば人生経験の違いです。十人十色ですね。また作者の狙いが最初から「~Style」である場合もあります。)
 この「だいじょばない」は私にとってその感じがとても少なく新鮮さの塊なのです。それでいて「ノイズ音楽」や「試み」ではなく明確なテーマと印象的で親しみやすい日本語のメッセージとセットになった優れたPop Musicだと感じるのです。

・ピアノの音域が歌の伴奏のお手本のようではない
小ぢんまりしていない、ダイナミックである

・コード進行、転調が予測できない、予定調和がない

・編成が極端に変化する
ピチカートの場面に驚きを得る
ダンサブルになる
「ダンサブルになるということは安定的なカウントを聴く者に提供するであろう」←一般的なこの予想さえ覆す

・変わったブレイク

・これだけ様々な体験をした感じがするのに、実際の曲の尺は短い

 唯一今まで聴いたことがある音楽経験に当てはめるとしたら「賛美歌」のようなコード感?ボキャブラリーが足りませんが、神々しさや高貴な響きを感じます。それは全体を通した楽器編成とも全く不釣り合い(パイプオルガンが出てきたそうな壮大さ)でそれもまた新鮮です。

私の拙い解説など不要ですね。もっと評価されて欲しい名曲です。
皆さんにもぜひオススメしたいと思います。
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歌/声:金魚ちゃん
作詞/作曲/編曲/:風間【鍵盤弾き】

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