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Photo by
zou6mr
書くことで描かれる思考の地図
真剣に向き合って文章を書くと、不思議なことが起こる。
昨日、仕事の企画書を書いていて、行き詰まっていた。頭の中はモヤモヤして、何を書けばいいのかわからない。とりあえず、思いつくままに書き始めた。
一時間ほど格闘した後、休憩がてら書いたものを読み返してみた。すると、そこには自分でも驚くようなアイデアが並んでいた。
「え、こんなこと考えてたのか」
なんだか、他人の文章を読んでいるような感覚だった。
書くという行為は、頭の中にある漠然とした考えを、言葉という形に変換する作業だ。その過程で、自分でも気づかなかった思考のつながりが見えてくる。
企画書を推敲するうちに、最初は関係ないと思っていた要素たちが、不思議とつながり始めた。
つまるところ、書くことは自分の頭の中を整理する作業なのだと思う。言葉を選び、文章を組み立てる。その繰り返しで、自分の考えがクリアになっていく。
結局、自分で言うのもなんだけど、企画書は予想以上の出来栄えになった。書く前の自分には、ここまでの発想はなかった。
書くことで、自分の考えが深まり、新しいアイデアが生まれる。それが、この作業の醍醐味だと思う。
鏡を覗き込んで、知らなかった自分の姿を発見するような、そんな面白さがあるのだ。
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