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側湾症持ちの整体師だからこその共感
先日、側弯症のお客様(新規)が2名連続で来られました。
Aさんは「ちょっと疲れが溜まった」
Bさんは「痛みがあって日常がツライ」でした。
A、Bさん共にマッサージ業界は何回も経験あり。病院に行っても変化は無い。Bさんの方が湾曲が大きく、固さも強い。
『治療院に行くとゴリゴリと盛り上がっている背中を押されることが多い』と、お二人とも言ってます。
その方法で楽になるのか?聞いたら、
「気持ちいい時はあるけど楽にならない」と僕の過去と同じ感想でした。
施術をした僕の感覚はAさんは整体をすると早めに楽になりそうな身体の反応。聞いてみると
「1回やってもらうと(適切な方法だと)楽になる」という経験があったようで、僕がやっているような
・ソフトな整体を選んでくれたのでしょう。
Aさんは背骨の曲がっている部分もすぐに柔らかくなり肋骨の動きがやや固さが残りました。
Bさんは「日々ツライ」ので簡単に痛みは取れません。でも、(側弯の特徴で)不思議な事に
・背骨の椎骨1つ1つは動きやすい(背骨が真っすぐでも固い人はいっぱいいる)
むしろ固いのは肋骨で、本人も「いつも辛いのはこの辺り(肋骨)」で、肋骨から足の先までつながってる感覚で痛くなる。と訴えてます。
こんな時、僕は正直に「整体だけでは良くならない」を伝えます。
Bさんは仕事を2つやって疲れてます。ほぼ休みがありません。
仕事の拘束時間が長く運動の時間が取れずストレスが溜まりやすい日常なので『身体と向き合う時間を増やす』こと。をお伝えすると、痛みが取れるなら「何でもやります」と返事をもらえました(^^)
おススメの体操として
背骨コンディショニングと仙骨枕をお伝えしました。コツコツと取り組めば必ず身体が変わる事は身をもって僕が知ってます。(仙骨枕付きの本は売切れるのが早いのでリンクは売り切れで高額になってる可能性があります)
過去の僕は
側弯で腰痛、首痛、肩こり、腹痛、胃痛、下痢、便秘(病院行ったら過敏性腸症候群でしょう)があり、1人施術すると疲れが激しくてグッタリしてました。(原因は側弯ではなかったと改善して分かりました)
今は全て軽くなってもっと楽になる取り組みをしてます。最近自分の中での大発見があり腕と肩がさらに楽になってます。
整体師だと自分以上に具合が悪い人を日々見ます。側弯じゃなくても苦しんでいる人はたくさんいるのが分かっていても側弯があると、頭のどこかで『側弯だから苦しんでるんだ』『真っすぐにさえなれば』と考えてしまいます。
側弯独特の感覚は確かにあるけど、『痛み』を改善する方法は【人間】である限り大きな差は無く血流を良くすることが基本です。
何もせず諦めてしまうと悪くなる可能性はあっても良くなる可能性はほぼなくなり、60代以降に側弯の湾曲が広がるデータもあります。その年で手術する事になったら背骨が真っすぐになっても手術によって体力がかなり消耗するでしょう。
自分で取り組んでストレッチポールや背骨コンディショニングで改善する人もSNSでは見かけます。今が辛くても人間の身体は恒常性があって改善できるような仕組みがあります。諦めず人生を楽しみましょう(^^)