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「JAMPの視線」No.120(2022年4月17日配信)

次世代の、挑戦する金融へ
日本資産運用基盤グループ メールマガジン【JAMPの視線】

目次
①JAMP 大原啓一の視点
②NewsPicks ダイジェスト
- 代表取締役 大原啓一
- 主任研究員 長澤敏夫
③お知らせ・ニュースリリース
④メディア掲載情報
⑤金融専門人材募集情報
⑥インフォメーション

JAMP 大原啓一の視点 2022年4月17日

国際金融都市構想の実現のための施策の一環として、資産運用業者が信用保証制度を利用できるように政府が制度の緩和を実現するということが報じられています。この問題は実は新しいものでは無く、直近の国際金融都市構想が策定される以前より金融事業者が信用保証制度を利用できなかったり、政策金融公庫の創業融資の融資対象業種から除外されていたりということは、海外からの参入という観点のみならず、日本国内で新しく資産運用関連ビジネスを立ち上げようとする金融事業者にとって大きな問題であったと認識しています。
信用保証制度や制度融資だけではなく、銀行等のプロパー融資においても、金融事業者向けの融資は一般事業者向けのものよりも制限が厳しい状況にあり、それは貸出した資金が当該事業者の本業の一環で転貸資金として利用されたり、資産運用事業の運用資金に活用されたりということを避けるためであるという趣旨であることは理解できますが、金融業を活性化しようとする政策方針とは沿わないものであるように感じます。特に、同じ金融事業者であっても、銀行や貸金業、資産運用業者等とは異なり、例えば、投資助言・代理業者や金融商品仲介業者の場合には、そのような懸念はより小さいと思われ、制限を一律にかけるのではなく、業態の特性や事業の内容等を精査し、必要に応じて制限やモニタリング強化等を講じつつ、判断を行なうということが適切であるように思われます。
足もと、大手金融機関から独立し、中小規模の金融商品仲介事業者として事業を立ち上げる動きが進んでいるように、通信情報技術の発達や、起業を後押しする政府の方針等も背景に、これからは金融業界の様々な領域で、新興の金融事業者の参入が更に増えてくるように予想しています。金融業においては、一般事業者以上に信用の蓄積が重要であり、収益化・黒字化に一定程度の時間がかかることが多いため、政策方針に裏打ちされた信用保証制度や制度融資の重要性が大きいと思われます。
国際金融都市構想の実現の後押しというと、もっぱら海外金融機関の日本参入や、日本国内での事業立上げといっても資産運用業が注目されますが、インベストメントバリューチェーンのあらゆる工程を担う多様な業態・事業者の参入が活性化することが望まれ、今夏までの検討のなかで、業態を狭く絞り込むことなく、より幅広い金融事業者が創業当初の事業運営資金を調達できるような制度的枠組みの構築が進められることを期待しています。

News Picks ダイジェスト(代表取締役 大原啓一)

2022年4月12日
【政府「スタートアップ」育成に5か年計画作成へ 個人保証や土地など担保なしで立ち上げ資金融資】
大原のコメント→
スタートアップ企業の増加や成長が株式市場の成長や新規雇用の創出等に貢献することが期待される一方、スタートアップ企業への投資がGDP比で諸外国に比べて低い水準にあり、ボトルネックの解消が重要であると考えています。
ただ、そのボトルネックの解消に政府がどのように関与すべきか/できるかというのは慎重に検討した方が良いように思います。スタートアップ企業の目利きやその成長支援は政府よりも民間企業の方が優位にあると思われ、・・・(続きを読む)
https://newspicks.com/news/6937545?ref=user_121187

News Picks ダイジェスト(主任研究員 長澤敏夫)

2022年4月10日
【個人マネー 投信に10兆円 21年度、前年の3倍 長期運用厚み】
長澤のコメント→
長期目線の投資家が増えているとのことですが、2年前のコロナショックの際、相場が比較的短期間のうちに戻したこともあり、特にここ数年で投資を始めた人にとって、株安時に狼狽売りをせずに持ち続けることの有効性を実体験できたこともこうしたことにつながっているのではないかと思います。https://newspicks.com/news/6928847?ref=user_6551307

2022年4月16日
【“お金の罠”は感情でハマる! 経済的安定を手にする人が徹底する【3つの鉄則】】
長澤のコメント→
第一のポイントである『「何を買いたいのか」を忘れない。お金は、あくまでも「目的」を達成する「道具」でしかありません。』は、まさに資産運用を行う際一番忘れてはならないポイントであると思います。
 海外旅行や趣味、住宅購入、子女の教育、豊かな老後などライフプランにおける目標(それは一つである必要はなく同時に複数あってもかまわない)を定め、そこから逆算して資産運用計画を決めていくことで、不必要な節約をしたりせずに、・・・(続きを読む
https://newspicks.com/news/6951843?ref=user_6551307

お知らせ・ニュースリリース

■セミナーレポート公表:ゴールベースアプローチセミナー
3月3日(木)にQUICKとともに開催した「ゴールベースアプローチセミナー〜資産運用アドバイス新時代〜」のセミナーレポートを作成・公開しました。

第1部「顧客意識調査等から見えてくるアドバイスやアフターフォローの重要性とその実践」
https://www.jamplatform.com/news/2022/04/06/2966/

第2部「乱立するゴールベースアプローチ(GBA)サービス~顧客が求める真のゴールベースアプローチとは何なのか~」https://www.jamplatform.com/news/2022/04/06/2983/

メディア掲載情報

■コラム公開:コンプライアンスチームの連載noteの公開
新興・海外資産運用会社の立上げ等の支援を提供している弊社コンプライアンスチームがnoteに第18回目の記事を公開しました。
「第18回 『個人情報保護宣言』の見直しとクーリング・オフの電磁的手段利用可となることへの対応」https://note.com/jamp_compliance/n/n576fa3e581bb

■メディア掲載:「金融ビジネス/これからの「顧客本位の業務運営」」
第10回 株式会社想研 執行役員 「Ma-Do」編集長 菊地敏明氏
「金融商品の販売に携わる人たちの想いをすくい上げ、世に伝えたい」https://www.jamplatform.com/news/2022/04/11/3006/

■メディア掲載:JIJI Financial Solutions「長期投資応援団」
「「アドバイス」が付加価値の源泉に=ファンドラップで提携広がる」https://financial.jiji.com/long_investment/article.html?number=182

金融専門人材募集情報

日本資産運用基盤グループが採用をご支援している金融機関の人材募集情報です

 1)大手外資系金融機関 - RM部門マネージャー/想定~2,000万円(賞与別途)
https://www.jamplatform.com/hr/job/2897/

 2)大手外資系金融機関 - 新規ビジネス企画マネージャー/想定~2,000万円(賞与別途)
https://www.jamplatform.com/hr/job/2936/

 3)大手資産運用会社 - 人事マネージャー/800~1,200万円https://www.jamplatform.com/hr/job/2663/

4)大手日系金融機関 - ファンドマネージャー/想定~1,000万円(賞与別途)
https://www.jamplatform.com/hr/job/3024/

5)大手外資系金融機関 - ITセクションプロジェクトマネージャー/想定~2,000万円(賞与別途)
https://www.jamplatform.com/hr/job/2939/

 6)大手生命保険会社 - 運用部門マネージャー/~1,400万円https://www.jamplatform.com/hr/job/2569/

7)大手日系金融機関 - ファンドアナリスト/想定~1,500万円(賞与別途)https://www.jamplatform.com/hr/job/2956/

8)大手日系金融機関 - ストラクチャードファイナンス(営業)業務/想定~2,000万円(賞与別途)
https://www.jamplatform.com/hr/job/2840/

9)金融機関経験者を求める大手事業法人 - 経理部長/想定~1,800万円(賞与別途)
https://www.jamplatform.com/hr/job/2864/

10)大手外資系金融機関 - グローバルRMマネージャー/想定~3,000万円(賞与別途)
https://www.jamplatform.com/hr/job/2763/

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インフォメーション

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