生き方を考える>ダム式経営の実践
「ダム式経営」とは松下幸之助氏が提唱した経営論の一節です。
会社は売上に関係なく「固定費」(給与や家賃、税金や借金の返済)が、
掛かります。
固定費を支払った後、資産を配当せずプールすることを「内部留保」または「利益剰余金」と言います。
何が起こるか解らない会社経営で、社内留保の有無で大きな差が出ます。
会社にお金を保つことは会社に体力がつくことで、不景気で赤字になった時や新たな業種を立ち上げる際には必要になります。
その方法は、不動産、証券、現金貯金、あえて借金をするなど様々です。
しかし、貸借対照表(BS)では、現金は資産にあたり、内部留保は純資産、自己資本に当たります。内部留保とは厳密には多くの現金が有るだけでは無いのです。
現金以外とは、アフターコロナを見越して不動産物件や不動産証券で内部留保をする経営も増えています。
実例として、今まで不動産運用先と言えば、事務所、店舗、工場、福利厚生施設でしたが、近年は商業施設、ホテル、ヘルスケア施設、物流施設も有るようです。
特に「自社の都会オフィス」所有は有効です。
➽賃料でなくローン返済をしキャッシュアウトが抑えられる(資産になる)
➽オフィースは純資産なので自己資本比率が高まる(融資・採用に有利)
➽経営に問題があれば、賃貸に出して賃料収入を得られる、
「ダム式経営」をする事で、企業には様々なメリットがありますが、
そこで働く社員にも安定や賞与などに結びつき会社の発展に不可欠です。