「無事第一志望に滑り込めました!」 -Iくんの話-

みなさんどうも。けーひらです。

今、自分の通っている大学は後輩の研究室の配属が決まる時期なんですけど、やっぱり人気の研究室がいくつか存在しております。

その中の1つの研究室に配属が決定したIくんのお話。


建築学科の研究室について

みんなが想像する以上に建築学科っていろんなジャンルの研究室があるんですよ。まずはそれをサクッとお話してからIくんのお話を、、、

1-1 建築設計・建築計画系

これが1番みんなが想像するものですね。いわゆる 意匠系 ですね。

建築デザイン・インテリアデザイン・建築計画(デザインってよりはもっと研究思考の感じ)がここに該当します。

1-2 都市計画・マネジメント系

これもいわゆる意匠系と同じに考えられることが多いのですが、建築1つだけでなく、まちづくり・建築コンサルタント・再開発などを学ぶ系列です。

ここから先は自分の専攻ではないですが、簡潔に。

1-3 建築構造系

いろんな材料に応じた構造の解析だったり、構造デザインだったり、構造と言っても結構バリエーションが多い印象です。

特に構造デザインなんかは、しっかり学んでいくとすごい力がつきそうだなと思います。

1-4 建築設備系

これ実はコアなファンがいる分野。部屋の空調だったり、光音環境だったり、室内の快適さだったりを支える、建築の縁の下の力持ち。

将来的にも必要不可欠な分野なので、引く手数多・就活は安泰・将来も困らないのでは、などなどの分野です。

以上が本当にざっくりした各専攻の紹介です。その中でIくんは構造系に進みました。

2. 構造系の1番人気の研究室とは

構造系の1番人気の研究室に進んだIくん。毎年定員オーバーの募集人数で、面接で配属の選考が行われています、この研究室の特徴は

・そもそも先生がめちゃ優秀(もちろん頭もいいし接しやすいし)
・いろんな企業とプロジェクトを行なっている
・先輩も歴代優秀な人が多い

まあざっとこんな感じ。人気な研究室が持ちがちな特徴ですねやっぱり。もちろんプロジェクトもそうですが、、、

何より研究室に所属している人の能力・人柄が人気な研究室には不可欠だと思います。

3. 面接を勝ち抜くためのアドバイス

Iくんは、かなりいろんな経験を積んでいるとても意識の高い子でしたが、いかんせん言葉にするのが苦手なタイプ。

そんな彼に相談を受けた自分が教えたアドバイスはこの2つです。どこの場面でも役立つ簡単なことです。

3-1. 「その研究室でしかできない」ということを全力でアピール

それって他の研究室でもできるよね…?っていう理由は刺さらないし、他の面接を受けるライバルと差がつきません。

例えば
・この研究室の〇〇プロジェクトを通して、こんな能力を身につけたい!
・この研究テーマを1番大学で行ってるのはこの研究室だからここがいい!
・大学院進学まで考えると、大学院生の多い環境に入りたい!

などの、他の研究室との差別化を図ること。

これをしなければ、憧れからは1歩遠のいてしまいます。

3-1. 「実績を語る」のではなく「実績を通して何を得たか」を伝える

建築サークルの幹部、委員会の委員長、部活の部長、設計は優秀作品に選ばれている、などなど、実績は多種多様です。

憧れの研究室はみんなの憧れ、ライバルも同じような実績を持っているかもしれません。

そこで「実績を通して得たこと」、そして「実績を通した研究室への動機」。これを語れれば完璧です。

・建築サークルを通して建築を見るほど、構造の素晴らしさに気づいた
・これまでの設計は必ず「快適に過ごせる環境」を考えていたため、空調な   
 どを設備系で学びたい
・設計演習を通して、〇〇の建築を極めたい → 研究室の先輩にそれを扱
 っている人がいたから同じ環境に入りたい。

などなど、これまでの経験を経験で終わらせるのではなく、動機につないでください。

この2つを教え、Iくんは無事研究室に入ることができたのかな?と勝手に思ってます。

4. 「優れるな。 異なれ。」

誰の言葉かはわすれましたが、これいい言葉なんですよ…

同じ路線で抜き出ようとするのではなく、異なる目線で戦ってみると案外成功するものです。

そう。建築設計を追求したのに結構いい感じのディベロッパーに決まった某修士2年生のように…

そんなこんなで、本日はIくんと研究室配属についての話。
彼には、心の底から「おめでとう」を送ります。
少しでも「あ、そうなん。なるほどね」と思っていただけたら幸いです。

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