へず負けした私の豊島区議会議員選挙の総括と雑感③このままならおそらく失われた50年となるでしょう。豊島区も本当に消滅するかもしれない。なぜ日本人は、古い成功体験から抜けられないのか。そんなもんだよね、と問題が目の前にあっても納得してしまうのか。なぜ、まだ、マスクをしているのか？

◉地方議員と一緒に仕事ができたのか

私は、地方議員選挙は、選挙期間は3日間、任期は2期までとすると良いと思います。
仮に当選していたとしたら、消滅可能性問題は議会で質問するつもりでした。
当然議員全員にもこの問題についてアンケートを取ろうと思っていました。
全員が問題と考えてくれたら、新しい豊島区を作るためのリセットの活動をしていたでしょう。
それでもスルーされたとしたら。相当嫌になっていたでしょう。

◉商業活性化とタウンマネージャーとしての総括

20年間、商店街活性化に携わってきましたが、
商店街衰退の原因は労働生産性の低さにある、
というのが新しい回答です。
日本が内需拡大にシフトして、
飲食店やセービス業が増えた。
だが、その生産性の低さは、
郊外大型店やネット通販には勝てなかった。
そういう問題だったのでしょう。
サービス業の生産性の低さを考えたら自然淘汰ですね。

◉これからの豊島区に期待することとは

選挙に出ずに、豊島区で平穏に暮らしていれば
知ることもなかったと思うのです。
知っていしまった。
もしかして豊島区の村社会の可能性。

１／そもそもなぜ消滅可能性なのか

その他の消滅可能性と名指しされた自治体は地方の過疎地。
なぜ東京23区が？と豊島区は驚かれたたが、
この閉鎖的で高齢者の多い区は同じに映ったのかもしれない。
つまり外部から見たら、東京でも豊島区は村的な要素があったのかもしれない。
それを日本創生会議は身抜いていた結果なのもしれない。
2040年に消えると予想された
消滅可能性都市は全国で896自治体。
23区で豊島区だけ。東京で豊島区だけ。
このメッセージを豊島区民は見逃してしまった？

２／消滅可能性の真実の発表を

私が公にした限り、この事実を知った区民は多い。
新区長はどう対応するのか。議会は質問するのか。
なかったことにするのか、しないのか注視します。
新区長は前区長の指名候補。
23区で後継候補指名なんて
ど田舎的な承継があるなんて思いもしなかった。
区民はそのままそれに従ってしました。
日本維新の会から２名の豊島区議が当選しています。
公務員改革する政党です。
10年間の政策と予算が無駄になったこの案件。
ぜひ議会で追及してほしい。任せました。

３／なぜあのユーチューバーが豊島区を選んだのか

「高齢者に厳しい政治」が彼が訴えたことでしたね。
彼のスペックからしたらこれしか戦略はないと理解しました。
では東京で高齢者が多い区は？
そういう観点から豊島区を選んだなら、
それはそれで受け止めないといけないですね。

４／独居老人のこれからの投票行動

SNSで政治活動していると予想よりも多い反応がある。
豊島区は日本で最も独居老人の人口が多い区。
高齢者からのご意見も多かった。
酷かったものもあった。
私の大目標である労働生産性への質問もあった。
労働生産性を向上させる＝高齢者を馬鹿にするなという意見。
そもそも高齢者は生産人口ではない。
生産人口が労働生産性を高めないと社会保険料の支払いにも困窮している。
国をあげての労働生産性問題の向上に努めないといけない。
何度も説明したが、理解してもらえることができなかった。
それこそ生産性がないので打ち切った。
固定資産税も住民税も支払っているという話だった。
当たり前を自慢されても困る。私もすべて払っていますし、
ほとんどの区民は納税の義務は満たしている。
ここは村かと思った瞬間だった。
若い人はそれは出たくなる。

５／不祥事議員の再当選
以前に私がいた村でさえ、再戦ではできなかった。
しかし豊島区の選挙結果はこうだった。