憎悪の輪廻、完成させたのはお前らだ！

下記は深圳における事件が起きる数ヶ月前に、京阪神同志会OBによる同人誌上にて発表された文章「神宮外苑再開発反対に見られるデマゴギーと憎悪宣伝の関係性」の冒頭一部抜粋である。執筆は伊藤。

　靖国神社石柱への暴挙は結局、中共による反日教育、反日宣伝がもたらしたものといへる。
　逃げ果した下手人はインタビューに答へて、日本の原発処理水海洋放出（彼は核汚染水と言ふ）への抗議であつたと嘯き、報復として日本の最も神聖なものを穢すべく実行したと言つた。御存知のやうに日本がルールを破つて海を穢してゐるとのデマを広めたのはなにも中国共産党に限らない。我が国にも同様のデマゴギー、プロパガンダを撒き散らした連中は無数にあつた。かやうな謂れのないプロパガンダがつくりだす憎悪によつて怨恨や悲劇は積み重ねられていく。この手の虚偽を広め嬉々としてゐる連中が、往々にして平和主義の装ひで着飾つてゐるのはいかにもタチの悪い冗談のやうだ。彼らの火遊びのために行く手には取り返しのつかない破局が待つ。現にＳＮＳ世代の反日外国人による靖国神社における暴戻はエスカレートしてきた。参道にて中指を突き立てる、唾を吐くといふ行為が、今回の事件に繋がつた。彼らの行動は目まぐるしい速度で消費され同様の行為に満足せず加速度的に過激化する。攻撃的に先鋭化する。
　下手人は言つた。「日本人が最も尊崇する精神的な場所でやつてやる」「もつと取り返しのつかない方法を取るべきだつたと後悔してゐる」。やがて私たち日本人が最も尊重する唯一無二へと、その魔手がおよばないと誰が断言できようか。
　そもそも平成二十三年には靖国神社放火事件が、二十五年には放火未遂事件が起つてゐるが、これらも反日教育とデマゴーグに曝された連中によつて起こされたものである。平和を愛好する日本人であらうと、彼らを反日教育や宣伝の犠牲者として哀れに思ひながらも、皆●しにしたいとの暗い情動が沸き起こるのを抑へやうがない。憎悪の輪廻は完成した。責任は虚偽を広める側にある。