第105弾「なんにもしたくない」
ハーイ!みんな元気?あたしけいご。
105曲目はこれ。なんにもしたくない。稲村彰人さんの作詞・作曲になります。稲村彰人さんはキーボード歴1ヶ月、音楽の経験なんて中学校の音楽の時間以来だと言うのに、こうして楽曲を提供してくださる素晴らしい存在です。26歳の若さでちあきなおみが大好きな彼ですが、作風にもそれがしっかりと表れて(?)いる、高身長、低気圧、将来有望な若者であります。
「なんにもしたくない」 作詞・作曲 Akito Inamura
お腹空いて 嫌になって 店に行って(あーよいしょ!)
あまいもんと しょっぱいもんを 買ってきて(あーそれ!)
家に帰る 道で全部 食べちまって(もういっちょ!)
誰もいない部屋で ポツリ つぶやいた
あーあー もうなんにもしたくない
あーあー もうやだ
なんでもいい なんでもいい なんでもいい
もうやだ
稲村彰人さんの素晴らしいところは、テンションが高いわけでもなく、おしゃべりなわけでもなく、愛想が良いわけでもなく、人当たりが良いわけでもなく、誰かに褒められても「そんなことはないですよ」としっかり受取拒否をするくせに、それでもなお、人々から愛されるところです。一部の関係者からは『すみっこ暮らし』と呼ばれる程度には常に日陰でゴロゴロしているあきとさんも、ライブ中はお客様の視線を独占し、コアなファンの方々からは「あきとさんかわいい」「永遠に見ていられる」「一回子宮に入れてしまいたい。そして、わたしから生まれ直してほしい」などと言われています。
そんなあきとさんも、音楽活動においては「(ドラクエ6で言う所の)チャモロ的な役割を果たしたい」などと意気込んでおりまして、ベースの保科さんはハッサン、ギターの竹谷さんはバーバラになるのかな、という話を以前交わしました。ちなみに、ワンピースで例えるなら、あきとさんは『ウソップ』になるらしいです。あたしはワンピースを読んだことがないのだけど、ワンピース愛読者の方々には、それとなく役割が伝わるのかなと思います。
そんな我々Agape一同、昨日、念願の公園デビューを果たしました!ありがとうございます!代々木公園です!代々木公園広い!声を張れる!コーラスの鍛錬ができる!夜は涼しい!野外最高!ということで、お客様の前で鍛錬を(ここはこうすればもっとよくなる、的なアドバイスをいただきながら)重ねました。お客様、と言っても実質2人だったのですが、超絶OKであります。熱海で開催したときは、お客様は0人でした。これが我々の下積み時代になります。やがて有名になったあかつきに「お金もないから公園で演奏をしていたよ。お客様は2人だったよ。0人の時もあったよ」と言えます。
🌸🌸🌸YOUTUBEに動画をあげております🌸🌸🌸
公園デビューの教訓としては「蚊取り線香だけじゃ蚊を防げない。防虫スプレーは必須」「半袖短パンは自爆。せめて長ズボンを。長袖シャツを着れたらなおよし」「野営道具を持参したら多分もっと雰囲気がよくなる。バーナーでお湯を沸かしてコーヒーを豆を挽く段階から淹れたら(火気厳禁なのだろうけれど)なおよし」「夜は意外と涼しい。いま、俺たちが東京で一番豊かな時間を過ごしているという気持ちになれる」ことです。野外でやれるという発見はうれしく、これは日比谷野音『前』ライブとか、NHKホール『前』ライブとか、日本武道館『前』ライブとか、できるなと思いました。
一円の稼ぎもないくせに、演奏後は「いい仕事をした!」感に包まれた我々は、ラーメンを食べて帰りました。やればやるほどお金がなくなるのに、なぜ、我々は音楽をやるのか。ふと疑問に感じることもあるけれど、冷静に考えると「お金にならないのにやることって、本当に『好き』ってことだよな」などと思います。お金になるからやる。これは普通。でも「お金にならないのにやる」ことって、なんて言えばいいのだろう、とても尊いことのような気がした。おとなになるほど、どうしても合理的な思考をするし、損得勘定(得になるならやるけれど、損になることはやらない)みたいなことになる。でも、お金にならないのにやっていることって、おかしな言い方になるけれど『自由』を感じる。対価の分だけ働くとか、そういうところから自由になる。そのくせ、じゃあ、手を抜くのかと言うと、逆に自分の全身全霊を捧げたくなる。時給で働いているときの方が、あたしの場合、手を抜く。時給千円なら「千円以上の働きをしてたまるか!」とか思っちゃうけど、無給だと、逆に「時給一万円以上の働きをしてやる」とか思えちゃう不思議。
そして、お客様からこんなメールを・・・
圭吾さん こんばんは!
今日の野外ライブ、本当に最高に良かったです!
4人体制になって初めて聴きに来れたのですが、ハモりが入って4人の音もたくさん重なって。よりこころに訴えて来るものが増えている感じがしました!なんて、偉そうにごめんなさい。でも、何というか、すごく、すごく良かったです(語彙力、、)
仕事で凹み、涙して、パワハラまがいの先輩に「ふつうに話してください」と震えた声でも伝えられた自分によく頑張った、と言ってあげたくて、今日のライブはまるでそのご褒美のようでした😊
本当にありがとうございます。
また絶対に聴きに行きますね!
「やってよかった」と思える瞬間です。
今日、朝、神社の周りを散歩しながら「あたしたちは絶対に大丈夫」って思いました。情報とかに踊らされちゃうと、いまの自分のままでは通用しない、いまの自分のままではいけない、なにかをしなければいけない、なにかに備えなければいけない、なにかを身につけなければいけない、なにもない自分には生きている値打ちはない、みたいなことを思ってしまう。でも、ほんとうは、バカにされても生きていけるし、人並みじゃなくても生きていけるし、傷だらけでも、なにもなくても、特別なことはなにもできなくても、バカでも、愚かでも、無様でも、不器用でも、弱くても、ズルくても、醜くても、からっぽなままでも生きていける。誰かと比べることをやめたとき、透明で、歴然と輝く、ひとつの『命』が残る。その命は「あたしはここにいるよ」って、常に囁いている。どれだけ叩いても傷つくことのない、純然なヒカリを放ち続けている。だから、あたしたちは大丈夫。そう思いました。
じゃあ、またね。愛してるわ。バイバイ。
坂爪圭吾 keigosakatsume@gmail.com
🌸🌸🌸稲村彰人さんの黒歴史 〜自己破壊と他者貢献編〜🌸🌸🌸
【イベント情報】
8月24日&25日(土&日) 15時~16時@神奈川県横浜市「ごちゃまぜの家」
音楽活動開始宣言をしてから、およそ4ヶ月が経ちました。音楽初心者が、一年でどこまでいけるかを見てみたい。そのためには、本気でやる必要がある。そう思って、1日1曲を目安に音楽を作ったり、できる限り場数を踏むためにライブ活動(人前で演奏すること)も経験したいと願っています。人前で演奏できる機会を設けてくださる方がいたら、ご連絡いただけましたら最高に嬉しいです。交通手段さえどうにかなれば、あたし、どこまでも行きます。会場も規模も問いません。ひとりでもいれば、あたし、行きます!!
7月28日開催「Agape 定期演奏会」の動画です!是非!動画編集に4時間もかかったので是非!現時点における、我々のベストです!音楽初心者が4ヶ月でここまで来ました!正確には、坂爪圭吾が1日1曲トライアルをはじめて4ヶ月、ベースの保科さんはベース歴3ヶ月、ギターの竹谷さんはギター歴2ヶ月、キーボードのあきとさんはキーボード歴1ヶ月です!見苦しい点は多々ありますが、歌詞だけでもご覧いただけたらうれしいです!歌詞は自信があります!自信があるというのはちょっと語弊があるのですが、眠る前のお供に(眠らないときのお供にだって)是非!どうぞ!歌詞だけでむぉ!
懐かしい動画が出てきました!ジュリー!