第80弾「アマルティ」
ハーイ!みんな元気?あたしけいご。
80曲目はこれ。アマルティ。こちらの曲は横浜のごちゃまぜの家で撮影しました。下手な鉄砲数打ちゃあたる。感覚的に、10曲作ると1曲は「こ、これは!」みたいな曲が生まれる。一割のヒットは、九割の凡打に支えられている。そう思えば、凡打(凡庸な曲)の重要性を知る。ということで、下手な鉄砲『数打つから当たって』戦法のもと、できた曲、ガシガシあげます。
「アマルティ」 作詞・作曲 Keigo Sakatsume
雨あがり なんて まてやしない
またいつかなんて あてなんない
真っ赤なジョークに騙されたい
真っ青な 顔で 満たされたい
追いかけた 追いかけた 君と月が 沈むとこまで
夢見る ぼくらの お年頃
容赦は なかった 玉手箱
海が 見えてきた この 街に 僕も やってきた
クリーム色に 染まる 街に
ひとりぼっち でも 大丈夫
見えなくなるまで あと少し
あと少しだけは 見てたいな
まちぼうけ まちぼうけ 君と月が 昇るときまで
アマルティ 君は どこで なにしてる?
アマルティ 暗い 部屋で なに見てる?
はりさける はりさける おれまだこれから遊ぶ予定
はりさける はりさける おれまだこれから遊ぶ予定
雨あがり なんて まてやしない
またいつかなんて あてなんない
空が 晴れてきた 君が 外に 出てきたからかな
なぜ、撮影中にフードを被っているかというと「三等兵感がすごいから」です。
(3時間後)
いま、ごちゃまぜの家の管理人でお馴染み稲村彰人(いなむらあきと)さんに無理矢理キーボードを弾かせて、flow-erという曲のソロを弾いてもらっています。もし、いま、音楽の経験はないけれどなにかしら楽器をはじめたいと思っている、みたいな人がいたら、まじ、是非、楽器をはじめてほしい。ひとりでやるのも楽しいけど、みんなで音を合わせたとき、みんなの音が合ったときの、あの、感動。これ、もう、最高に素晴らしい。楽しい。世界にこんな楽しいことがあったのかっていうくらい、楽しい。一人では味わえないよろこびってたくさんあるけど、音楽も、そのひとつだと思う。音楽の感動、もう、言葉にならないくらい最高だから、是非、音楽をやってほしい。
というわけで、Agape(我々のバンド名)に新メンバー・ピアニスト彰人さんを迎える形になりそうな形で、Agapeは進化を続けています。とは言っても、我々、全員初心者なので小学生が音楽の時間に「俺、ドラクエの音楽吹けるんだぜ!」ってリコーダーを吹きまくっているレベルとまったく変わらないのだけれど、音を楽しむという点において、我々はゴールをしている。いやあ、本当、ひとりじゃないって素敵なこと。うれしい。楽しい。これまでのデモ音源が、これから、どんな進化をしていくのかを、あなたにも見守っていただけたらすごいうれしい(そしてひまなときにライブに来てほしい)。
これで80曲。出会うひとから「毎日つくってすごいですね!」って言われる。でも、毎日作ることは、すごいことじゃない。これ、実際にやってみて、すごい感じる。たとえば、毎日絵を描くと決めたとするでしょ???これを守るのは、簡単。だって、なんでもいいから、一枚絵を描けばいいんだから。じゃあ、なんで、あたしがすごいって言われるのかって、それは「へたくそなものを『これがあたしの音楽です』って、公開していること」だと思う。クオリティがすごいんんじゃなくて、ただ、低レベルだろうが公開し続けていること。すごいことがあるとしたら、本当に、ただ、それだけ。
なにかやるときに、人様に見せられるレベルになってからやろう、とか、まだまだ自分の実力はこんなもんじゃない、みたいな気持ちが湧き出してきて、なかなか公開できないこと、あると思う。でも、その『自意識のハードル』って言えばいいのかな、それさえ飛び越えちゃえば、多分、なんでもやれちゃうのだと思う。自分の生き方が参考になるかはわからないけど、あたしは、毎日創作を続けたこと、すごいよかったと思っている。おかげで、ギターの竹谷さんと一緒にやれたり、キーボードのあきとさんも、こうして一緒に音楽を(遊びながらだとしても)やれている。そして、この遊びのなかで、個人的に『最高だ!』と思える瞬間を味わうことができている。すごい、うれしいこと。
できる・できないの壁って、実は「やるか・やらないか」の壁でしか、ないのかもしれない。もちろん、上手にやるには、それなりの修練が必要。でも、たとえば、海外旅行に行くハードルなんて「航空券を買う」とか「実際に海外に行ってしまう」ことだけであって、もう、やるかやらないかでしかないのよね。行った先で、言葉が通じなくて、絶望的な状況になることもあると思う。だけど、その絶望的な状況こそが、自分を鍛える最高のOJT(オン・ザ・ジョブトレーニング)になったりする。別に仕事じゃないけど、車の運転も同じ。一番早く身につくのは、実際に車を運転すること。なるべく早く、失敗すること。みんなの前で、恥をかくこと。なのだと思う。
結局80曲作ってこのクオリティしか出せてなかったりするけど、もう、この曲は聞かなくていいから『あふれちゃん(仮)』だけは、よかったら聞いてみてもらいたいって思う。78曲目。毎日作ってると、おれは際のぬがないなあって思うことばかりだけど、たまに「キラっ!」って光る作品と出会える。あとは、これを、どれだけバンドサウンド(?)で高めていけるかの勝負。このレベルの人間が、果たして、数ヶ月後にどこまで高めることができるのか。どきどき。できることなら、みんなも一緒になって「最高だ!」ってよろこべるくらい、楽しめるくらい、引き上げていけたらと思います。
繰り返しになっちゃうけど、もし、これから楽器をはじめたいって思っているひとがいたら、是非、実際にはじめちゃってほしい。そして、タイミングさえあえば、一緒に音楽を楽しめたらうれしいと思う。「こんな年齢だから・・・」とか、年齢を言い訳にしないで欲しい。人生でいまが一番若いのだから、いま、ピアノをはじめたとしたら、10年後には「ピアノ歴10年です」って言えるのよ。これ、素敵な未来だと思わない???だから、余計なお世話だと思うけど、是非、素敵な未来を信じて欲しい。素敵な未来を生きている自分の声を、聞いて、聞いて、その声に従って生きてみてもらいたいなって、ああ、書きながらあたしはあたし自身に、本当にそうだな(素敵な未来を生きる、自分の声を聞いてやっていきたい)って、思いました。
じゃあ、またね。愛してるわ。バイバイ。
坂爪圭吾 keigosakatsume@gmail.com
【イベント情報】
6月30日(日)15時~16時@神奈川県横浜市「ごちゃまぜの家」
音楽活動開始宣言をしてから、およそ4ヶ月が経ちました。音楽初心者が、一年でどこまでいけるかを見てみたい。そのためには、本気でやる必要がある。そう思って、1日1曲を目安に音楽を作ったり、できる限り場数を踏むためにライブ活動(人前で演奏すること)も経験したいと願っています。もし、人前で演奏できる機会を設けてくださる方がいたら、ご連絡いただけたら最高にうれしいです。交通手段さえどうにかなれば、あたし、どこまでも行きます。会場も規模も問いません。ひとりでもいれば、あたし、行きます!!