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第106弾「真っ直ぐに」

ハーイ!みんな元気?あたしけいご。

106曲目はこれ。真っ直ぐに。言いたいことがあるのなら、真っ直ぐに。伝えたいことがあるのなら、真っ直ぐに。たどり着きたい場所があるのなら、真っ直ぐに。真っ直ぐに。真っ直ぐに。恥ずかしさで、曲げないこと。照れ隠しで、曲げないこと。格好をつけて、曲げないこと。真っ直ぐであること、不器用でも、無様でも、真っ直ぐであり続けることが、いつの日か、必ず自分を救うことになる(と思ったので、こういう曲を作りました)。

「真っ直ぐに」 作詞・作曲 Keigo Sakatsume

なにもない僕にもできることを 君の 手を握ることを 
終わらない微熱をかきあつめて しあわせを祈ることを

独りぼっちになることで 守っていた 純粋なもの
全部 あなたに捧げよう 真っ直ぐに 真っ直ぐに

何処にでもあるような道の上で 何でもないような君と
誰にでもあるような時間の中で 特別な「ひと」になる

君は 僕のものではなく 僕は 君のものではなく
重ね合わせた この歌を 真っ直ぐに 真っ直ぐに

つまらないジョークで笑っていた ここに「全部」があるよ
過ぎ去ったいまならそれがわかる 真っ直ぐに 真っ直ぐに

弱くてもいい ただ 強くなりたいと願うことまで
諦めないで 生きていて 真っ直ぐに 真っ直ぐに

なにもない僕らにできることが 強く 夢を見ることが
歩き出す 僕らの道を照らす 真っ直ぐに 真っ直ぐに

今日は、吉祥寺の音楽スタジオにお邪魔させていただきました。とてもじゃないけれど普段はお会いできない大御所の方々(アラウンド50歳の男性の方々)と同じ時間を共にさせていただき、もう、最高だった。半端ない経歴の持ち主なのに、自慢をするようなところが全然なくて、おかしな言い方になっちゃうけど「あたしよりも(心が)若い・・・!」って思っちゃった。こういう風に年齢を重ねることができるのか、と、すごい元気をもらった。すごい力をもらった。感動した。ルパン三世の映画の中で「なんて気持ちのいい奴らなんだ」ってセリフがあるけど、もう、そういう感じ。自分も、そういう年齢の重ね方をしたい。そして、我々Agapeも「思わず歩み寄って、手を握りたくなるような」好漢の集団でありたい。強く、そう思いました。

あたしには、昔から、どうしても世間に馴染めない部分があった。予定調和とか、形式的なものが苦手で、結婚式に誘われても「祝わなきゃいけない奴だ・・・」とか思って、素直に祝うことができない。ご祝儀も、本人に直接渡すならいいけれど、結婚式場に払うのはシャクだし、結局見栄だろとかも思っちゃうし、でも、そういうことを言うとカドが立つから、結局「行かない」道を選ぶ。結果、どんどんひとが離れていって、ひとりきりになる。飲み会も、似たような感じで、行かない。イオンとかのショッピングモールも苦手で、でも、大勢の人がそっちを選ぶのであれば「おかしいと思う自分がおかしいのだな。みんながそっちに行きたいと思うのなら、そっちに行きたくないと思う自分が消えればいいのだな」とか、そういう風に感じていた。

こういうあたしを見て、周囲の人は「斜に構えている」と言う。自分でも、そう思う。もっと、みんなが楽しむものを自分も一緒になって楽しめたらよかったのに、って。でも、やっぱり、自分に嘘をつけない。斜に構えていると言われても、へそまがりだと言われても、自分を変えられない。そして、こんなことを思うようになった。へそまがりなひとは、斜に構えているひとは、そうすることで「自分の中にある純粋な部分を守っている」のだと思う。祝いたいものを、本当の意味で祝いたいから、祝っている「真似をする」ことに、拒否反応を起こしてしまう。でも、それは決して「祝う気持ちがない」のではなく、真逆で、しっかりと祝いたいからこそ、中途半端な気持ちで祝いたくないのだと思う。うまく、伝わるかな???そういう部分、あなたにはないかな???やっぱり、おかしいのはあたしなのかな???

だから、思う。斜に構えているひとほど、多くの物事に「けっ」とか悪態をついちゃうひとほど、実は、心の底から祝えるものを探している。誰よりも強く、それを求めているのだと思う。素直じゃない自分を知っているからこそ、同じくらい「素直でありたい」という思いを抱えている。いつもは真っ直ぐに伝えることができない『何か』を、ストレートに、真っ直ぐに、伝えることができたらなあって、そういう願望を抱いている。疑い深いひとは、自分も、他人も、なかなか信じることができない。それは、少しだけ悲しいことかもしれないけれど、だからこそ「本当に信じられた瞬間」に、もの凄い力を出す。人間は、誰のものでもない。自分のものでもない誰かが、他の誰かといても全然いいはずなのに、それでも自分といてくれることの奇跡。そのことのありがたみ。それを、一番知っているのは、へそまがりなひとだと思う。こんな自分といてくれてありがとうと、強く思えるひとだと思う。

真っ直ぐでありたいと思う。斜に構える時期が長く続くと、いつの間にか「スネ夫」みたいなことになって、世を拗ねて、ひねくれて、戻ってこれなくなってしまう。繊細なひとほど、そういう要素がある。強くあることに疲れて、優しくあることに疲れて、全部を放り出して「もう知らない」ってなっちゃうこと、誰にでもあると思う。でも、あたしは思う。弱いなら、弱いままでいい。ただ、強くなりたい、優しくなりたいと願うことまでは、捨てないでいいのだと思う。否、捨てないでいて欲しいな、って思う。あたしは、強いひとよりも「強くありたいと思うひと」を魅力的だと思うし、優しいひとよりも「優しくありたいと思うひと」を魅力的だと思う。だから、弱いなら弱いままでいいから、強くなりたいと思うことまでは捨てないで欲しいなって、他人にも、自分にも、思う。自分のためにも。誰かのためにも。

この前、代々木公園で演奏会をしました。これがすごい楽しくて、これがすごい気持ちよくて、自分の思いを真っ直ぐに表現できることの、気持ち良さ、心地よさを知りました。あたしはいま34歳で、自分にあるものはなにもなくて、多くの同年代がもっているものもなにもなくて、誰かに誇れるようなものはなにもなくて、でも、いま、こうして歌を歌うことで幸せを感じることができる。なにもなくても、からっぽなままでも、幸せになれる。そういうことを思った。「どれだけ失っても、最後まで失わないもの」があるのだと思った。それが、有り体な言葉で言えば『心』だと思う。心は、最後まで残る。逆に言えば、心を失ってしまったら、どれだけ多くのものをもっていても、あたしは不幸になる。あたしは貧しくなる。あたしは、あたしでいることができなくなる。感じる心。幸せを感じる心が、大事なのだと思う。

音楽を作ることは、この星に生きた思い出を残す作業に似ている。あたしは、生まれてきて、いま、生きている。そのことを、一曲一曲に、刻みつけている。毎日曲をつくることは、日記をつけていることと似ている。振り返ってみたときに、ああ、この時もあたしは一生懸命に生きていたのだなあって、おかしな言い方になるけど「自分を愛しく感じる」ことができる。不器用でも、めちゃめちゃでも、あたしは、あたしの毎日を必死に生きてきたのだなと、これまでを肯定することができる。これは、とても素晴らしいことのように思う。自分のこれまで肯定できたとき、誰かのこれまでを肯定することができる。この時に感じる感覚を、あたしは「優しさ」って呼びたい。

生まれてきて、生きている。これは、あたしも、あなたも、同じことだと思う。そのなかで、何かを得たり、何かを失ったり、何かを喜んだり、何かを悲しんだりする。ふと、喜怒哀楽の全部が、愛しく思える瞬間がある。それは、それを感じる『心』があったから。うれしいときも、かなしいときも、それを感じる『心』は、常に変わらずそこにあったことが、あたしはこうして生きてきたのだということが、胸を打つのだと思う。とてもうれしいことがあったからうれしいというのではなく、目立たなくても、ささやかでも、ああ、自分は生きてきたのだなあと思えるときに、切なさにも似たうれしさを抱く。音楽は、時間に乗った芸術だから、必ず、過ぎ去っていく。綺麗で、悲しくて、うれしくて、楽しくて、それで、必ず終わりの瞬間がある。

真っ直ぐでありたいと思う。自分にできることは、それぐらいだな、とか思ったりする。もっと上手にとか、もっと賢明にとか、もっと効率的にとか、もっと器用にとか、もっと合理的にとか、いろいろ考えちゃうこともある。だけど、一番は「真っ直ぐに生きていきたい」って、そういうことを思う。それくらいなら、自分にもできるかもしれない。ヘタクソでもいいから、無様でもいいから、笑われてもいいから、ダメになってもいいから、真っ直ぐに生きていきたい。そう思うことで、湧き上がってくる力がある。この力を、信じていきたいと思う。こころを込めるということを、大事にしていきたいと思う。真っ直ぐに。真っ直ぐに。真っ直ぐに生きていきたいと思う。

じゃあ、またね。愛してるわ。バイバイ。

坂爪圭吾 keigosakatsume@gmail.com

🌸🌸🌸 懲りない音楽隊、Agape が日比谷野外音楽堂前に! 🌸🌸🌸

🌸🌸🌸 保科亮太さん&嘉向徹さんの白歴史 🌸🌸🌸

【イベント情報】

8月1日(木曜日&一粒万倍日) 18時~20時頃@念願の日比谷野外音楽堂前

8月24日&25日(土&日) 15時~16時@神奈川県横浜市「ごちゃまぜの家」

音楽活動開始宣言をしてから、およそ4ヶ月が経ちました。音楽初心者が、一年でどこまでいけるかを見てみたい。そのためには、本気でやる必要がある。そう思って、1日1曲を目安に音楽を作ったり、できる限り場数を踏むためにライブ活動(人前で演奏すること)も経験したいと願っています。人前で演奏できる機会を設けてくださる方がいたら、ご連絡いただけましたら最高に嬉しいです。交通手段さえどうにかなれば、あたし、どこまでも行きます。会場も規模も問いません。ひとりでもいれば、あたし、行きます!!

7月28日開催「Agape 定期演奏会」の動画です!是非!動画編集に4時間もかかったので是非!現時点における、我々のベストです!音楽初心者が4ヶ月でここまで来ました!正確には、坂爪圭吾が1日1曲トライアルをはじめて4ヶ月、ベースの保科さんはベース歴3ヶ月、ギターの竹谷さんはギター歴2ヶ月、キーボードのあきとさんはキーボード歴1ヶ月です!見苦しい点は多々ありますが、歌詞だけでもご覧いただけたらうれしいです!歌詞は自信があります!自信があるというのはちょっと語弊があるのですが、眠る前のお供に(眠らないときのお供にだって)是非!どうぞ!歌詞だけでむぉ!

懐かしい動画が出てきました!ブラボー!


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坂爪圭吾
バッチ来い人類!うおおおおお〜!