嫌なことはたくさんある
僕はいわゆる【起業家】と呼ばれ(あんまり好きな呼ばれかたではない)、
周りの人には「すごいね!」「憧れる!」なんて言葉もいただくけれど、
実際はそんなに憧れるようなものでもないし、
すごくも何ともないです。
僕はただ、
自分がやりたいと思ったことがこの世に仕事として用意されていなかったから作っただけです。必要だと思ったものがなかったから作ったんです。
意外と単純なヤツなんです。すごくなんかないです。
それに、起業家なんて憧れるようなものでもないかなと。
例えば僕なんかの場合は《お手紙屋さん》という仕事をやっていると、
「え!?お手紙にお金出す人いるの!?」
「利益少なくて儲からないんだから早く辞めなよ」
「偽善でしょ?」
と言われたり、
名刺を渡した相手が数分後また僕のところへやってきて、
「これゴミだから捨てといて」
と言われ名刺を返されたり、
お年寄りの団体に呼び出され、
「お年寄りの人にお手紙書かせるなんて負担になるだろ!」
なんてことまで言われたりします。
(書いてくれる本人たちは嬉しそうに書いています)
そして2年に一人ぐらいは足を引っ張ってくる人がいます。
平気で根も葉もないウソや悪口を垂れ流したりします。
そして1年に一人ぐらいは僕を利用しようとしてくる人がいます。
執着がすごいです。
だから僕は人と会わなくなったのかもしれません。
僕の程度でもこんな感じです。
正直、真摯に受け止める訳にはいかないので華麗にスルーします。
サッと避けるので風ぐらいしか来ません。
結果、気にすらなりません。
だって死ぬわけじゃないから。
(最悪なのは死ぬことで、それ以外は最悪でもなんでもないと思っている)
ただ、
僕の周りの起業家の人たちはやっぱり気にして落ち込んでしまう人も多いです。
でもなぜ、それでもなぜ辞めないかというと、
使命感があるからだと思うんです。
これは自分の仕事なんだという使命感が。
確かに起業家は実際は大変なのかもしれないけど、
それでもやっぱ、そのやっていることに使命感があると継続できます。
逆に、お金儲けのためだけにやっていたら厳しいのかもしれませんけどね。
で、僕が最終的に何が言いたいかというと、
嫌なことや苦労が沢山あることと、不幸は結びつかないということです。
《苦労が多い=不幸》
ではないです。
やっぱり何かアクションを起こせば批判は出ます。
SNSでだって、発信すれば批判も誤解も時には出ます。
でもそれ以上に、
喜ぶ人がいるのなら、
大切な人が笑顔になるのなら胸を張ってやるべきだと思います。
お手紙屋さん、辞めないよ。
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