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【居場所と人のつながり(2)】おじちゃんたちの社交場サウナ

こんばんは、Keigo Nozakiです。

シリーズ「居場所と人のつながり」第2回目は、サウナの話をしてみようと思います。

なお一応断っておきますが、私は男性なので女性のサウナ事情についてここでは一切言及できません(当然ですが男性である私が女性のお風呂に入ることは、社会通念上許されることではありません)。
ここでこのことを最初に述べたのは、女性差別やLGBTQの問題に配慮しなければならないと思ったからです。この記事のタイトルがまさに女性差別と受け取られてしまうのではないかと、私は危惧しています。
すなわち誤ったタイトルの解釈をしてしまうと、サウナは男性だけに開かれた社交場であり、その社交場には女性は入ってはいけないのだと解釈されるのではないかと。
しかしそういう事が言いたいわけではなく、私個人は男性のサウナしか知らない(体験できない)ので、「おじさんたちの」とつけたのです。
私は誰しも(男性も女性も、どちらにも帰属しない人たち)に、サウナが解放されたほうがいいと思います(誰もが入れるという混浴的な意味合いではない)。
なのでもしタイトルだけを見て不快に感じられた方がいらっしゃれば、謝らせてください。ごめんなさい。

さて、大切な前置きはこれぐらいにして、サウナの話をしましょう。
サウナが世間的に流行りだしたのは、2020年頃だったと思います。私もはじめてサウナに入ったのはその頃で、2回目入ったぐらいで「整う」という感覚を味わったような記憶があります。

私がよく入るサウナは、地元の40代〜70代ぐらいのおじちゃんたちが主な利用者層で、ピークの時間は19時ごろが一番人が多いかなといった感じです。
新型コロナウィルス感染症が猛威を振るっていたときには、黙浴にご協力くださいという張り紙がサウナ室にも貼っており、喋る人はあまりいませんでした。
しかしサウナに入って知り合いがいると、「よっ!」と挨拶する文化はコロナ禍でもあった気がします。大学での「よっ友(新入生歓迎会などのときに知り合っていつもは喋らないけど、キャンパス内で会ったときに挨拶するのみに留まる友人関係のことを指す)」に近い感じなのだろうと推察します。

ゆるいつながりを感じられるエピソードは、ほかにもあります。
あるときに常連さんたち?が「最近〇〇さん、見んなったね」と言って会話の相手の人が「一昨日見たで〜」と話していたのを聞いたことがあります。
またあるときには、学生時代からの地元の知り合いと思われる人たちが、仕事の愚痴をこぼしてたりしている時もありました。年をとっても一緒に居られるのすごいとしか言いようがない!

私も何度か通っているうちに顔見知りができて、あるときに声をかけてもらえたことがあったり、中学校の校長先生といっしょにサウナに入ったりとゆるいつながりを何度か経験した。

別に家にもお風呂やシャワーがあるわけで、わざわざ外にお金を払ってまで温泉やサウナに入りに行く必要を感じない人は多いと思う。
しかし会社でも学校でも家庭でもない、様々な人たちとゆるいつながりを形成するサードプレイスとしての温泉やサウナにいくのは、集団生活に疲れているならお金を払ってでもいってみたほうがいいと思う。

いや結局顔見知りができて、友だちになったら集団生活になるじゃんと思うかもしれないが、だが「よっ友」のような無害な利害関係を構築するのには、温泉やサウナはちょうどいい空間であるように思う。その空間は文字通りあったかい空間なのだ!!

みなさんも寒くなってくるので、今年の秋はサウナでゆるいつながりを作ってみてはいかがだろうか。

Keigo Nozaki





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