360度動画を書き出しするまでの設定
ネットで調べてみても設定の決定版みたいなサイトを見つけることができませんでした。
なので動画の書き出しにはかなりな試行錯誤があったので使っている人の参考になればって言うのと、360度カメラを使わない人にも、「へーっ、そんなことしてるんだ」とできるだけわかるように説明してみたいと思いました。
まず360度カメラ(Insta360 ONE R)で動画を撮影すると3つのファイルに記録されます(通常スマホとかで撮影すると動画ファイルは1つです)。
3分の360度動画を撮影した場合のファイルの大きさは『100メガバイトと1ギガバイトと1ギガバイト』の3つですので、通常の動画ファイルに比べるとかなり大きいです。
この動画ファイルをそのまま動画再生ソフト(VLCなど)で再生しようとすると以下のような「丸い映像」で再生されます。前と後ろの2つの魚眼レンズにそれぞれ全範囲を撮影しているからファイルが大きいのだと思います。
▼『Insta360 Studio』を使ってみよう
ではこのファイルをどうやって見るかですが、ちゃんとこのカメラのメーカーからこのファイルを再生するソフト(無料です)が用意されています。それが『Insta360 Studio』というソフトです。
このソフトで360度の「どの部分を切り取るか」、「どの大きさで見るか」などを決めます。
『Insta360 Studio』での画像設定は以下を使っていました。なにも設定しないと色彩が薄い状態になるので『色彩鮮やか---30』を設定します。それと色調整で『解像度---50』にすると画質がクッキリするのは後から気がつきました(曇りとかで画面が暗い場合は少し(10くらい)彩度上げたり、露出あげたりの微調整もあり)。
この設定で映像を書き出し(エクスポート)しますが、『エンコードフォーマット---ProRess 422』というのは一番画質がいいようですが、データはかなり大きくなります。いろいろ試してここでは「一番画質よい状態で書き出してみよう」ということでこの設定にしました(もっと別の書き出しの方がいいのかもしれませんけど)。
この設定で3分の動画データを書き出したものは『3.44ギガバイト』になりました。
▼『DaVinci Resolve 19』を使ってみよう
次にこの書き出した映像を編集する作業になります。タイトル部分を追加したりは編集ソフト『DaVinci Resolve 19』(無料)で追加します。
このソフトで使える機能はタイトルを入れたり、音も調整できたりと上げたらキリがないほど素晴らしいです。詳しく説明するとかなりなボリュームになるのでここでは書き出し設定のみ表記します(以下の画像で見てください)。
この設定で3分の動画データを書き出したものは『5.14ギガバイト』になりました。
私の場合はこの設定で書き出したデータをYoutubeにアップロードしています。