大豊町の高速道路事情(地元ネタ)
大豊町っていうのは高速道路的な位置だと微妙なところにあると思う。
というのも、四国の真ん中あたりにあって香川と徳島と愛媛には行きやすいのではあるが、高速道路だと「なんでこんな大回りをしないといけないのか」とか思うことがある。
大豊のインターに近い人ならそうでもないだろうが、私なんかは高速のインターまで20分くらいかかったりするので、これだと高速を使った場合と国道を使った場合の瀬戸大橋までの差は、高速道路代1760円(軽自動車で2020年10月現在)かけてたったの30分早くなるだけなのである。
なので、私なんかは国道沿いに住んでいるからまだ出やすい方だが、私よりも山の中に住んでいる人は『高速道路使った方が時間がかかる』って人はたくさんいると思う。
さて高知の空港の高知龍馬空港に行くとしよう。高速道路を使うと55分で国道を使うと60分である。これで高速道路代は620円かかる。5分短縮に620円かかるのである(クネクネと峠を走らないで、ほぼ真っ直ぐ走れるではあるが)。
次に香川県の高松空港に行くとしよう。高速道路を使うと1時間30分で、国道を使うと1時間45分である。こちらは高速道路代2030円かかる。15分短縮に2030円かかるのである。しかも100キロくらい走る(まあ国道でも80キロですけど)。
そこにきて、国道を使って大豊から香川方面に行くにあたっての大きな壁となって立ちはだかっていた猪ノ鼻峠に、令和2年中に新トンネルが開通するのである。この工事をはじめに知った時には「峠のクネクネ道をいくつか短縮できるのかも」とか思って調べたら、驚いたことに猪ノ鼻峠をすべてすっ飛ばして吉野川のところに出てくるのである。香川県から走ってきて猪ノ鼻峠が見えてきたら、まったく登りもしないで新トンネルを抜ける。するとといきなり徳島県の阿波池田に出てくるのである。
こうなるともう、大豊から瀬戸大橋までも20分くらいの短縮になるのではないかと思う。
私の住んでるとこはほぼ国道32号線沿いなので、大型のトレーラーとかが走ると少し「ドスンドスン」と振動が伝わってくる。たまに高速道路で大きな事故とかがあると、大豊のインターですべての車が国道に降ろされるので、国道は大渋滞になり、大型のトラックやトレーラーが連なって走って「ドドドドッ、ドドドッ」の連続で寝られなくなる。
猪ノ鼻峠の新トンネルは楽しみだが、通る車が増えるのがちょっと怖い。
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