私にとっては「観て人生が変わった」と言っていいような映画。
今作のパンフに出会った(なんと2冊あった)のは岡山市の古本屋の万歩書店(である。私は今回はじめて行ったのだが、本の世界がこんなにも奥深い世界であるとは知らなかった。邦画映画のパンフだけで軽く両手を広げたほどの幅の棚の上から下まで4、5段ほどあって、横の棚には同じくらい洋画のパンフがあった(ほぼ100円)。まるで異世界に入ったような感覚でしびれた。
赤い線と太鼓を叩くオスカルのヤバい表情。赤い線はブリキの太鼓の色と形からであろう。超々素晴らしい。(ポスターがあれば欲しくなる)
私がはじめて今作を観た時の衝撃はどう表現したらいいのかわからないくらい。それをうまくパンフレットの中で映画評論家の南俊子さんが表現されていた。
公開当時はどんな様子だったのだろうか、ちゃんと受け入れられていたんだろう
か。そんな内容が解説のページに書かれていた。
一度見たら二度と忘れられない主人公のオスカル。彼についての記述がパンフにいくつかあった。
このパンフも(『サウンド・オブ・ミュージック』も)句読点の点=『、』がすべてカンマ=『,』である。それとやたらとカンマが入るのであるが、できるだけそのまま引用しています。
パンフの最後のページには原作者のギュンター・グラスが監督のフォルカー・シュレンドルフに贈った(主人公)オスカルのデッサンが載っている。スゴく良すぎて載せれないので、よかったらPDFの方で見てみてほしい。