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バイクでこけた in 宮崎県延岡市(2024.10月14日)
気がついたら前タイヤがもう柔道の足払いみたいに斜めになっていて、後ろに積んでいる大荷物が宙を飛んできてる感じで、身体は前のめりにベタッと倒れた。
足がバイクに挟まって抜けない。肘や膝がかなり痛い。
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雨だったのでスリップには注意であったし、特に後ろタイヤは今回の旅での溝がなくなってツルツルになってました。
かなりの雨の中でマ◯ドナルドを目指していて、やっと対抗車線側に看板が見えた瞬間、やっと雨宿りできると安心してしまった。この瞬間は完全によそ見です。それで目を正面に向けると前の車が急ブレーキをかけたので、思わず右手のフロント側のブレーキのみロックをかけてしまった。バイクはツルッと転げました。
「ああやってしまった」と思ったらもう道路上に倒れていて、ちょうど真横にあった車の販売所の人が出てきていました。「バイク立てれますか?」と聞かれましたが私は起き上がることすらできない。足はちょうどつま先が安全靴タイプのものを履いていたので潰れず引っ張り出せた。右手は強く打っていてハンドルを持つことも無理だった。お店の敷地に入って「ああ、無茶苦茶痛いーっ」と転げまわっていて、その間にお店の人がバイクを立てて道路から歩道に移動させてくれた。本当に感謝感謝感謝です。
すぐにエンジンの止まったバイクのキーを回して、左右のブレーキレバーを握ってエンジンをかける。するとすんなりエンジンは動いてくれた。
バイクの破損状況を見ると、右ハンドルを守っているナックルガードがグニャリと下に曲がって、一部擦れて傷ついていた。ここに被害が集中したためか、不思議と車体には傷も割れもない。ハンドルも全然曲がっていないし、車体には信じられないほど被害がない状態であった。
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パソコン入れたバックを足元に固定していたのが飛んだので、壊れた覚悟はしたのだが、これも直後にマクドナルドで起動させたら破損はなかった。カメラも同じバッグの中だったが、入れ物にしていたウレタン袋のファスナーが割れ取れてしまったくらいでだった。
身体が骨が折れていなければ問題ないので、最後に確認したら肘が2箇所くらい深い擦り傷になっていて、雨に濡れてグローブを外してしまっていたため手にも擦り傷があって血が出ていた。
膝もかなり打ったが、バイク用のスボン(ワークマンで購入)で膝が厚い生地だったため打撲くらいですみました。
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明日には家に帰るということで、かなり気が緩んでいたのだと思います。タイヤの小さいスクーターに重い荷物っていうのは例えると、ざる蕎麦の四角い器を何段も重ねて持ち、氷の上をスニーカーで歩いているようなものなので、それでいて平気で雨の中60キロ出して走っていたのは、かなり危険な行為であったのだとわかりました。
たぶん今回は10キロ出てたかくらいで転けたのだと思います。これで50キロも出していたらバイクは走行不能の身体は病院送りだったでしょう。
乗るのはオフロードバイクの方が慣れていて、フロントブレーキには普通に気をつけていましたが、スクーターでとっさにに絶対やってはいけない『フロントロック』をやってしまった のでした(情けない)。
すぐにも家に帰りたい気持ちでしたが、大分の国道九四フェリーの乗り場に行くと連休明けで満員のようで、乗れない車が駐車場の係員ともめて殺気立ってました。
夜の駐車場には多数の車がフェリーに乗り込むために、線で区切られた中に順番通りにズラズラと並んでいます。
そんな光景を私は「ああ、私はいつになったら四国に渡れるのか。いつになったら家に帰れるのか」とボーッと見ていました。