9月の記事が見れなかった方へ
みなさん、こんにちは!
今日9月末にマガジン登録された方がすぐ10月になり記事が読めなかったとご連絡がきたので、9月の4記事をまとめて掲載します。
みなさんも復習にお役立てください!
①9月2日更新
「二段階イグジットとは?」
みなさん、こんにちは!
ついに9月になりましたね。今年もあと4ヶ月です。
新年に決めた目標は年末までに達成可能でしょうか?もし厳しいと思うなら、まだ4ヶ月、つまり120日もありますので、1日1日をスピードアップして過ごしてみてください。
まだ挽回可能ですよ!
さて、今日は二段階イグジットについてシェアしていきます。
M&Aでは売却金額は1円でも高く売れるようにするべきですが、そのための手法として是非学んでおきましょう。
まず、二段階イグジットですが、最初に売却するのはほとんどがファンドになります。
最初の1段階目で株式を80%程度売却し、20%を残した段階で、ファンドと協力して会社を成長させて上場を目指します。
上場した後に残りの株式を売却するのが二段階イグジットの概要です。
ケースによっては、二段階目前にファンド側から一部ストックオプションを貰うことで、トータル利益を最大化するという方法もあります。ファンド側がストックオプションをわたすメリットとしては、経営者にロックアップがあり、やる気がでない問題を解消できるという点があります。
基本的に二段階目は上場がベースですが、会社を成長させて、ファンドにすべて売却するというケースも最近は増えてきています。
よくアーンアウトと混合されますが、アーンアウトは100%株式を売却したあとに業績が伸びたら追加で報酬がもらえる権利のことで、株式を残す二段階イグジットとは異なります。
また、最近では二段階イグジットで二段階目にファンドもこちら側もすべての株式を他の会社にうるパターンもでてきています。
一段階目に1度デューデリをしているので、デューデリ費用が重くなく、スムーズに売りやすいのが特徴です。
このように様々な形で二段階イグジットのスキームがでてきましたので、どのスキームがよいかをぜひ検討してみてください!
それではまたー(^^ゞ
②9月6日更新
「黄金株ってなに?」
みなさん、こんにちは!
8月に比べて暑さは和らぎましたがまだまだ暑いですね。
最近ネトフリにはまってるのですが、面白いコンテンツが多く、サブスクビジネスの研究としてもすごく役立っています。
いかに飽きさせないか、相手の趣向を分析する仕組みが秀逸ですね!
さて今日は
「黄金株はどんなことに有効なのか」
についてシェアしていきます。
黄金株を聞いたことがないという方はぜひ学んだほうよいテーマです!
まず黄金株とは、黄金株を持つ株主が株主総会の決議で拒否権を行使した場合、その議案は成立しなくなります。
つまり発言権をしっかりもつ事ができる株のことです。
具体的にはこの株をもつと合併などの重要な議案を否決できる権利があります。上場企業でも石油関係の会社が黄金株を発行しており、経済産業大臣が保有しています。
これはその会社が石油や天然ガスの権利を保有しているため、万が一他に渡ると大変なことになるからです。
この黄金株は、事業承継のM&Aの時に使われることが多いです。
後継者が未熟でまだ会社をまかせられないときに、できるだけ失敗させないように見守るために使われます。
デメリットとしては、贈与株式の評価が固定となることや、承継のための金融支援がうけられないことがあげられます。
この理由としては、まだ実質社長に権力があり、後継者に承継していないと見なされるからです。
自分の目の黒いうちはM&Aで第3者へ承継するのは防ぎたい時拒否権を設定でき、買い手の暴走をコントロールできるのですが、拒否権を使うことで信頼関係を失う場合もあるので注意が必要です。
また、黄金株をもっている方が亡くなられた場合に、その株が悪意のある方に渡ると大変なことになりますので、亡くなられた場合の買い取り権や、黄金株の譲渡制限などはしっかり準備しておく必要があります。
黄金株について今後M&A業界でも話題になりそうなのでぜひ覚えておきましょう。
それではまたー(^^ゞ
③9月30日更新
「M&Aを検討する際に起きうるリスクとは」
みなさん、こんにちは!
今日はM&Aを検討し始めたときに起きうるリスクについてシェアしていきたいと思います。
M&Aを検討している経営者も着実に増えてきた近年
M&A前提に動いている人、ある程度歴史のある企業がM&Aをするときに起こりうるリスクはどんなものがあるのかは、うまくM&Aするためには知っておきたい内容ですので、ぜひチェックしておきましょう!
M&Aでどんなリスクが起きる可能性があるのかについてですが、まずは財務・税務リスクがあげられます。
滞留債権、簿外債務、事業外資産などです。
特に歴史ある会社ですと簿外債務がよくでてきます。
次に法務リスクです。
保証債務、未払い残業が多いですね。
未払い残業はオーナーが変わった瞬間に訴えてくる例が多いので、辞めた社員との関係性はしっかり把握しておきましょう。
そして人材のリスクです。
社長がかわったことでキーマンが突然離職してしまったり、窓際社員が急に労働局に訴えをおこしたりと、人関係でもめることは多いです。
この辺りも社員面談を頻繁におこない調整が必要ですね。
最後はめったにないのですが、株関係です。
これは、オーナーが売却前に株を譲渡する契約を結んだにも関わらず、とくに登記もせず売却してしまうパターンです。
意外に口約束で株を渡すから協力してくれといったオーナーもいるので、ここも注意が必要です。
実際に裁判になった例もありますので。
みなさんがM&Aするときには上記注意点はしっかり確認しておきましょう!
それではまたー(^^ゞ
④9月30日更新
「M&A目的で会社を作る時の考え方」
みなさん、こんにちは!
アップしていたと思っていた記事が、下書きになってまして急遽今あげますね。
最近M&Aが流行しているため、M&Aありきで会社を設立する方も増えてきました。その際に何をきをつけるべきかをシェアしていきます。
最短でM&Aしたい方は必見です!
最短でM&Aをしやすくなるためのポイントとして、まずは買い手候補を先にみつけることが重要です。
そもそも買い手候補がいなければ会社は売却できません。
できるだけ買い手候補がいそうな市場を狙いましょう。
その市場の選び方は、ベンチャーキャピタルのホームページをみるとよいです。ベンチャーキャピタルは、自分たちがどの市場に出資するかを明確に決めています。
ベンチャーキャピタルは5年くらい投資をして残り5年で回収するスキームが多いのですが、要は5年はトレンドがもつ市場に出資をしています。
この理屈がわかれば、ベンチャーキャピタルが狙っている市場で、会社を設立すればトレンドが急に終わる心配もほぼなく、M&Aを進められます。
この考え方は意外に知らない方が多いので、ぜひ覚えておいてください。
次に重要なのて人材です。
人材については、自分の代わりになる方が1人はほしいです。
そういう方は、求人サイトからくることはほとんどないため、エージェントを使うか紹介でとるしかありません。
市場と人材は最短でM&Aするためには必須ですので、ここはずらさないようにしましょう。
他にもあるのですが、まずはこの二つを押さえおいてください!
それではまたー(^^ゞ