ゾーンに入れる音楽を導き出す!脳科学者藤井 直敬氏が手掛けるGoodBrain(株式会社ハコスコ)
・BrainMedia第19弾!
(脳科学のビジネス応用可能性をお届けするブレインテックメディア)
今回は、元MIT研究員で理化学研究所脳科学総合研究センター所属の藤井 直敬社長が創業した株式会社ハコスコが手掛けるGoodBrainについてご紹介します!
1. 株式会社ハコスコの事業領域
GoodBrainの運営会社であるハコスコは、スマホでVRを手軽に体験できるようなサービスを提供している会社です。
代表の藤井 直敬氏は元MITの研究員でもあり、理化学研究所脳科学総合研究センターに所属しており、同研究所のベンチャー支援プログラムを利用してハコスコを創業しました。藤井 直敬氏の専門領域の一つが脳科学であるため、脳科学を利用したアプリや商品開発を行うGoodBrainのサービスが始まったようです。
代表取締役 CEO / 藤井 直敬
医学博士・脳科学者
一般社団法人 XRコンソーシアム代表理事
デジタルハリウッド大学大学院 教授
東北大学医学部卒業。同大大学院にて博士号取得。1998年よりマサチューセッツ工科大学(MIT)、 McGovern Institute 研究員。2004年より理化学研究所脳科学総合研究センター所属。2014年株式会社ハコスコを起業。
引用:https://hacosco.com/company/
2. 音で脳に働きかけるBrain Musicでゾーンに入る
Brain Musicは、GoodBrainがSpotify ・JINS ・楽天ピープル&カルチャー研究所とのコラボレーションで実施している実証実験です。
音楽で気分が上がったり、心を動かされたりした経験は誰にでもあると思います。そんな音楽の脳への効果をさらに活用しようとしているのがこのBrain Musicです。
「ゾーンに入る音楽」
中でも面白いのが「ゾーンに入る音楽」。Spotifyは、5000万曲以上の全ての配信曲に関して、キーやテンポなど、音楽の特徴を14の変数でデータ化しています。その中でゾーンに入りやすいと考えられる曲を導き出し、その効果を検証したようです。
もし脳波を測定することで個人に最適化しながら、ゾーンに入れる曲や一番リラックスできる曲を選べるようになったら、人々の生産性はグッと上がるかもしれません。
3. GoodBrainアプリを利用してみた
GoodBrainでは、脳の活動をサポートするアプリが提供されています。実際にAppストアでダウンロードして使ってみました。
GoodBrainアプリでは、まず睡眠時間や体調などの記録を管理することが可能ですが、この点では他のヘルスケアアプリとは変わりません。
他には、脳を整えるようなプログラムが紹介されており、Spotifyと連携したゾーンに入ったり、リラックスしたり、テンションを上げるための音楽にアクセスできるようになっていました。
GoodBrainアプリより
但し、エラーが生じるようなページもあったので、現在はあまり使われておらず、調整中なのかもしれません。
4. 脳波計Museの利用がレンタルから可能!
以前紹介した睡眠や瞑想中の脳波測定に特化したMuseの脳波計の販売だけでなく、レンタルも行っているようです。
レンタルは2週間で5000円以下でできるようで、まず初めて脳波計を試してみたいという方にはピッタリかもしれません!
他にも脳を落ち着かせるアロマなど、五感から脳に訴えるような商品がいくつか開発されており、脳科学を利用した製品開発に強い印象を持ちました。
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宜しければこちらもどうぞ!
参考・引用: