:1年前の今: 同じ業種でも
同じ業種でも、企業によって差があるものですね。
うまくいって、フランチャイズでどんどん仲間がふえているとか、地道にこだわりの製品をつくっていて、しっかり利益を確保しているとか、いろいろあります。一方、ある程度、がんばって存続はし続けているが、飛躍ができないとか、何をやってもうまくゆかず、じり貧になるとか、いろいろである。
同じ業種なので、業種として問題があるわけではない。業績に差ができている。どうしてであろうか、と考えてみる。
しくみ、仕事のやる方、ビジネスモデルなど、たしかに、そのようなもので違いがある。しかし、それだけではないような気がする。というか、うまくゆく方法をとっている企業とうまくいっていない企業の雰囲気が違う。なんとなく明るさが違う。よいところは、何とかなる、何とかできる、やってみよう、などの雰囲気がある。そのようなところはうまくいっている。困難がきても、すり抜けているようだ。一方、うまくゆかないところは、暗い。愚痴っぽい、つらそう、多忙を極めている、話にのってこない、などなど、という雰囲気である。
おそらく、形式的に同じでも、心構えでまったく違ってしまうのではないだろうか。よく、事業の成功には、「執念」が必要といわれているが、そのようにそのことを極める姿勢が、形式は同じでも違う結論がでてしまうのであろう。その原動力になるのが、この明るさなのであろう。
最近、高級食パンが脚光を浴びて、急速に普及、競争がきびしくなっているが、この業界は、将来どうなるのであろうか、とみている。業界として成功しているので、猫もしゃくしも、参入しているが、そのうち、限界をむかえるでしょう。
興味深く、各社の様子をみてゆきたいものである。