【企業家ミュージアムシリーズ♯01】 モンゴル発祥?!カルピス誕生秘話と一流を動かす創業者の想い
カルピス誕生秘話とは
カルピスの創業者、三島海雲氏をご存じですか?
三島氏は、13歳で得度(とくど=仏教における僧侶となるための出家儀式)し、25歳でモンゴルに渡り日本軍の軍馬調達を担っていました。あるとき、なぜモンゴルの兵隊たちはこんなにも強いのかと疑問をもち調べてみると、彼らがいつもバケツからすくって飲んでいる「酸っぱい水」に秘密があるとわかりました。
三島氏は、モンゴルの酸っぱい水を日本に持ち帰り、祖国の民の幸福と国の利益(『国利民福』)のためになんとしても広めたい、と強い想いを持ちます。そこから8年半もかけてゼロからカルピスを開発しました。
途中、財産が尽きそうになりながらも、「金は必要がないから今はない。必要なときはいつも集まる」などと豪語し、つねに志を高く持ちつづけたそうです。
その結果、味の素の創業者鈴木氏などの協力を得て、カルピスの開発を成功させるに至りました。つねに志を高め、「国の為に、民の為に」との想いを貫き通したので、さくさんの方の支援を賜ることができたということです。
あの著名人も協力!?一流を動かす想い
カルピスは7月7日の七夕生まれですが、「カルピス」という名前の由来はどこからきているのでしょうか。
実は、カルシウムの「カル」と、サンスクリット語の「サルピス」(最上の味という意味)を組み合わせてできた名前なのです。
三島氏はこの名前を生み出すにあたり、音声学の権威・山田耕作氏や、サンスクリット語の権威・渡辺海旭氏に意見をいただいたそうです。
常にその道の一流の専門家の意見を聴くことを大事にされていた三島氏。
実はあの与謝野晶子も協力しているのです。
カルピスの詩があります。
こんなにも多くの一流の専門家たちを動かすことができたのも、三島氏の『国利民福』にかける強固な志があったからです。
今でも日本で子どもからお年寄りまで、誰もが愛するカルピスの誕生にはこのような物語が隠されていたのですね。
人生を変える、三島氏の座右の銘
そんな三島海雲氏が大事にされていたという座右の銘があります。
「仁」とは仏教では慈悲、キリスト教では愛と表現されます。多くの人に対する愛の心を持って接することが大切だということです。
三島氏はこの「仁」というものを非常に大切にした方です。
日本人にとって馴染み深く、そして大切な「仁」という言葉を、三島氏の座右の銘からもぜひ学んでいただきたいです。
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あなたの人生を変える❗️三島海雲の「座右の銘」
一流を動かす❗️「国利民福」の志
モンゴル発祥❓❗️カルピスの誕生秘話㊙️
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