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小学生でもわかるヤバい金儲け「ねずみ講」について 内村健一
どうも、当ページをご閲覧いただきありがとうございます。
管理人のプレデターと申します。
ヤバい金儲け、ねずみ講について小学生でも理解できるように説明させていただきます。
時代は今からおよそ60年前、場所は熊本のこの辺に内村健一という男がいました。
内村が何者かというと、最初はただの働き者で、簡単にいうと、お金を稼ぐことにクソまじめな人間です。
しかし、ある時内村は言いました。
内村「ああ、働きすぎて、もう体動かねーわ!入院までしちゃったし、どうしよう・・・」
内村は戦前生まれだったのですが、とにかく生真面目な性格だったものの、この世は金がすべてであるという思いがあったため、それまで、クソがいくつも付くくらい働きまくってたせいか、限界まで糖尿病をこじらせてしまったんですね。
とはいったものの、まだ長い人生があるわけだから、なんとしても生きるために稼ぐ方法を考えなければならないと内村は考え、入院中にあるお金儲けのアディアを思いつきます。
内村「誰か俺に20万円を払ってもらって、それをポッケして、そのお金を払った人が別の新しい人に20万円払ってもらって、その中の10万円を俺が貰って、残りはみんなに分配して、その別の新しい人がまた誰かに20万円払ってもらって、そこから10万円をもらって、残りお金を分配して・・・」
という当時の日本からすると、めちゃくちゃ画期的な謎のビジネス風味なものを思いつきます。
これを「ねずみ講」と言います。
そして内村はこれを実際に取り組むと、この謎のビジネス風味なものを光の速さで軌道に乗せ、さらに内村はこういいます。
内村「なんか、メッチャ儲かんじゃん!しかも俺以外にも金渡って幸せになってるからパラダイスな仕組みだなー」
今ではねずみ講は法律で禁止されていますが、当時の日本ではその仕組みやお金の集め方、内村の思想に共感している人が大勢いて、そのビジネスは正義とも考えられていました。
その結果、内村はその集まったお金を使って、熊本に熊本城よりも高いピラミッドを立ててみたり、
謎のビジネス風味の仕組みに参加している人が一年間無料で使える保養所を作ったり、いろいろと助け合いの精神を形にしていきました。
しかしある時、内村の活動に気付いた熊本の国税庁が内村健一たちの行いを知りこういいます。
国税「おい、なんかあそこには金がいっぱい集まってるっぽいし、その金を脱税ってことで、徴収できねえかな?ついでに詐欺罪とかにできたら、俺たち国税って社会のヒーローじゃね?取りあえず、所得税法違反でしょっ引くべ!」
色々と、ツッコミどころは満載ですが、何はともあれ、内村は無事に所得税法違反で逮捕されます。
しかし、所得税法違反で逮捕し、それまで謎のビジネス風味の仕組みで集めたお金も無事に国税は吸い取ることが出来たのですが、国税庁は
「詐欺でも立件したいなー」
と考えていたので、さらに内村を追求しましたが、なんと、こんなにも怪しい仕組みで、不特定多数の人を巻き込んだ、謎のビジネス風味の仕組みは、当時、被害者が1人も名乗り出てこなかったため、結局不起訴になってしまったのですね。
ですが、この国税からの追求を受けているさなか、内村はあることに気付きました。
内村「あ!やっべ!このパラダイスビジネスを俺が辞めたり、子が辞めたりしたら詐欺になっちまう。どうしよ・・・」
ねずみ講は一度始めてしまったら、無限に会員を集めてお金をコミュニティー内で循環分配させるものなので、一度始めてしまうと、その流れを止めることはすなわち、詐欺になってしまうので、内村はねずみ講をやめたくてもやめられない、この世の地獄みたいな状態になりました。
そこで内村は腹をくくり、会員たちのやる気スイッチをオンにするため「天下一家の会」という謎の団体を設立します。
この「天下一族の会」が一体何なのかという「我々人類は地上の一家なのだ」という謎の思想で構成されている集団です。
そのほかにも内村は突然、「大宇宙大自然」「大宇宙大和神」と大声で叫び宗教法人「大観宮」を設立し、「ねずみ講」と「大観宮」と「天下一族の会」でフォーメーションを組み最強のお金儲けスキームを完成させます。
その結果、以前よりもねずみ講での収益性が格段と伸び1日に2億円以上ものお金が内村のもとに届くようになって、さらにそのお金を使って、謎のパラダイスグループである集団の歌を今でいうCDでリリースしたり、
ねずみ講の家紋のようなシンボルを作ったり、
ねずみ講の国旗のようなものを作ったり
自家用ジェットや映画
専用バスなども所持するようになりました。
それ以外にも内村は謎のパラダイスグループの王国を基盤を確固たるものするため、慈善活動で巨額の寄付をして、感謝状まで受け取りました。
しかしそんな中とある大学の学生が、この謎のパラダイスグループに関連した事件が起こります。
どんな事件なのかというと、体育会系の学生たちの口コミによりお金のない学生をサラ金に走らせて、謎のパラダイスグループの会員繁殖をし、社会問題になったんですね。
これを機会にとある数学者は
「内村のやっていることは詐欺である」と真っ向批判しますが、内村は「過去に会員になった人で、お金も既に満期で受け取った人を、また再入会させれば、無限にお金と人が循環するから詐欺にはならない」という謎の理論を展開します。
どういうことかというと、内村のパラダイスグループは「自分の代から数えてダウンが第五世代まで生み出されると配当は満期となりそれ以上お金が受け取れないものの、その人が再入会することで新たにダウンを生み出す構造が出来、
内村「パラダイスグループは破綻なんてしないし、パラダイスグループは不滅です」
と言い放ち、なんと学者たちを論破してしまいます。
色々ツッコミどころは満載ではあるものの、この主張により内村は一瞬、難を逃れます。
しかし、社会は内村が作り上げた混乱に対し、怒りを抑えられない人が各地で続出し、結果、国が1978年11月に
国「おい!ふざけんじゃねえよ。そんな金の儲け方認めねえからな。調子乗ってるとボコすぞ!」
と言って無限連鎖講の防止に関する法律が制定され、最後に内村こういいます。
「うわぁーー、俺もう終わったわー。国に潰されるとかないわー」
と言って内村の謎のパラダイスグループは解散します。
その後、なんやかんやで、裁判にかけられて罰金7億円を命じられた内村は2億円しか罰金が支払われず、刑務所に行くこととなったんですが、糖尿病の病状が悪化し、刑の執行は停止されて、1995年に腎不全で68歳で死去しました。
以降、商品がある金銭のやり取りはマルチ、商品のないもので金銭のやり取りをするものはねずみ講と明確な定義づけはされたものの、未だにこの2つを混同して、マルチもねずみ講という位置づけになっているが昨今の一般認知になっています。
以上小学生でもわかるヤバい金儲け、ねずみ講でした。
また、今回の記事の作成は作成者の大いに偏った主観や、簡易的な伝達力、管理人のユーモア交じりの記事作成を目的として書かれたものなので、詳しいことが気になる方は「内村健一」や「天下一家の会」などで検索していただければと思います。
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