アフォーダンスとサッカーのトレーニング -運動と環境-
最近サッカー雑誌の"footbalista"でも取り上げられた「アフォーダンス」。
アフォーダンスとは一体なんなのでしょうか。
椅子に座って目の前のコップを手に取ろうとした時、コップが自分に近ければ、ただ手を伸ばすだけですが、コップが自分からある距離以上離れていると、無意識のうちに体を前に傾ける動きを行います。
また、建物の中に入る時、入り口に十分な高さがあれば歩いて中に入ると思われますが、入口がある高さ以下になった時に、体をかがめてくぐるようにして中に入るでしょう。
これらは、「体を前に傾ける」「くぐる」といったアフォーダンスを持った環境から行動をアフォードされたと考えることができます。
アフォーダンスという概念から、環境と自分とを一つの文脈と考えて運動の制御を考えて見ると、サッカーのトレーニングや、サッカーで求められるもののヒントがあるかもしれません。
アフォーダンスと行動
アフォーダンスは、アメリカの知覚心理学者J・J・ギブソン(1904〜1979)が英語のafford(アフォード:与える、提供する)から作った用語です。
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