【第1回】4年間を振り返って
初めまして。陸上部OBの楠田貴幸です。
ひとつよしなに。
兵庫県 丹波篠山市という所から通い続けた私が4年間、並びに竹澤コーチが就任されてから3年間で学んだことをここに記したいと思います。
拙い文章ではありますが最後まで読んで頂くと幸いです。
時間の使い方
2時間かけて通学していた私は、正直、自由な時間はあまり取れなかった。特に試験期間に入るといつ勉強や課題すればいいのか分からなかった。
しかし、この「2時間」という時間を有効活用すればいいのではないかと感じた。そう感じてからは、「時間を欲する」のではなく「時間を捻出する」ことを目的に動いた結果、単位もしっかり取れた。最終的には自己ベストも出せた。
今も、その経験が活きている。そして、私は市民ランナーになるが、仕事との両立を図ろうとした時、さらにその経験が活きると考えている。
努力の仕方
「努力は報われる」という言葉があるが、この言葉は「やり方次第では報われない」という意味も込められていると感じた。
私は1年時に「局所性ジストニア」を患い、まともに走れなくなった。治療法も確立されていないのでどれだけ走り込んでも試合では結果を残せない。「放っておけば治る」と思い、ひたすら練習したが治らない。この状態だと「報われない」状況である。この状態から「報われる」状況にするに、まず、情報収集、毎日のjogでいつ症状が出るか、何をすれば治るかなど、とにかくやれるべきことをやった。その結果、とある「答え」が見つかった。そして、その「答え」を参考にひたすら練習した。そして、徐々にペース走をこなせるようになり、5000mで自己ベストを更新出来た。長距離という種目は「努力」が結果に大きく響くスポーツだと思うが、その「努力」を履き違えると意味がない。才能0の自分は高校まで「努力」で勝ち残れてきたが、大学ではその「努力」を履き違えてしまっていた。
後輩へ
競技を行っている後輩には、行っている練習が競技力向上になっているのかを考えてほしい。
特に、故障者。履き違えると主力へのチャンスが遠のいていく。正しい「答え」を導き、「努力」を積み、最後まで「諦めない」。私はそんな選手が充実した競技生活を送れると考える。
終わり
長々とお付き合い頂き、ありがとうございました。私の文章を見て何かしらの励みになれば大変嬉しく思います。
これからも大阪経済大学、陸上競技部の応援をよろしくお願いします。それでは、また、どこかでお会いしましょう。